| 数学 「トーナメント方式について」 〜卓球の試合方式から〜 |
NO.2 |
98.1.31作成
卓球に限らず、たくさんの人が参加する試合では、トーナメント方式が採られる。
次回紹介する総当たり方式では、試合数が増えて消化できない。
そこで、今回はトーナメント方式についていろんな角度から調べていきたいと思う。
(1) 試合数について

図のような形が一般的だ。
8人の場合の試合数を数え上げると、1−2、3−4、5−6、…と決勝戦までで、全部で7試合になる。
16人の場合も同様に、全部で15試合。32人の場合も、全部で31試合。
ところが、実際はきれいな形をしていないので、数え上げるのでは限界がある。
ではどうすればよいか。ご存じの通り、負けた者の数に注目すればよい。
つまり、1試合やるごとに1人負ける。試合は優勝者以外は負けるから優勝者1人を引いた数が試合数となる。
n人によるトーナメントの試合数 = n−1試合
(2) シード順について
トーナメントの場合、全員と対戦するわけではないので、組み合わせが非常に重大だ。
ただ単に抽選したのでは、強い者同士が当たり、2位以下の順位が意味を持たなくなってしまう。
そこでシード順が問題になってくる。

図のように8人の場合は、最初に第1シードの者、第2シードはできるだけ遠い反対側に、一番弱い者は俗に
「シード下」と呼ばれるすぐ横に置く。順番に置いた結果は、図のようになる。各山の数字の合計が9となり、
公平に置くことができる。16人の場合は、各山の合計が17になるように置けばよい。以下同様。
(3) Byeの位置について
(2)の図で、実際はぴったりした参加人数ではないので、7人とか6人とかになる。
そんな場合は、シード順の低い場所からByeとして削る。
例えば、7人なら第8シードの場所、6人なら次の第7シードまで削ると、山ができあがる。
言い換えれば、Byeがn人なら、第nシードまでの横(シード下)を削るとよい。
さらに言えば、Byeが入る山は、強い順に選び、その山の人数は奇数になる。
(4) 試合順序について
トーナメントの場合は簡単だ。小さい山から順に始めていけばよい。卓球の場合は審判が1人必要なので、
第1試合はシードの人が審判し、順に負けた者が審判(負け審)すればよい。
(5) 順位の付け方について
あえて全員の順位を付けようとするならば、負けた者同士も試合する方法がある。
8人の場合、(2)の図において

| 1回戦 | 2回戦 | 3回戦 | 順位 |
| 1−8 | ○同士 1−4 |
○○同士 1−2 |
1 2 |
| 5−4 | ○同士 3−2 |
○×同士 4−3 |
3 4 |
| 3−6 | ×同士 8−5 |
×○同士 5−6 |
5 6 |
| 7−2 | ×同士 6−7 |
××同士 8−7 |
7 8 |
普通は、1位、2位、3位(ベスト4)、ベスト8というランク分け程度なので、必要ないと思いますが…。
全員の順位を付けるのであれば、やはりリーグ戦(総当たり)方式の方がいいですね。
次回は、そのリーグ戦方式について―。