数学 「リーグ戦方式について」 
               〜卓球の試合方式から〜
 NO.3 

98.4.9作成

 卓球に限らず、数チームが参加する試合では、リーグ戦方式が採られる。

前回紹介したトーナメント方式は、たくさんのチームが参加する場合は効率的で良いが、

数チームぐらいの場合は順位の付け方が細かくできないため、リーグ戦方式が採られる。

そこで、今回はリーグ戦方式についていろんな角度から調べていきたいと思う。

(1) 試合数について

 図のような形が一般的だ。

3チームの場合の試合数を数え上げると、1−2、1−3、2−3と全部で3試合になる。 

4チームの場合も同様に、1−2、1−3、1−4、2−3、2−4、3−4と全部で6試合。

5チームの場合も同様に、1−2、1−3、1−4、1−5、2−3、…と全部で10試合。

以下同様に数え上げていけば良いが、実は簡単に計算できる。

高校の「数学T」で習う「順列・組合せ」を使えばすぐだ。

試合はnチームから2チームを選べば良いので、この場合は「組合せ」でnC2。

これをわかりやすい式で表すと

nチームによるリーグ戦の試合数 = n(n−1)/2 試合 

(2) 試合順序について

 リーグ戦の場合はちょっと簡単にはいかない。

いろんな考え方があるので共通した順序はなく、大会などでもまちまちだ。

しかも審判まで考えるとすると、チーム数が多くなった場合など、なかなか規則的にうまくいかない。

 ■3チームのリーグ戦:

(第1試合) 2−3 (審判1)

(第2試合) 1−3 (審判2)

(第3試合) 1−2 (審判3)

 ■4チームのリーグ戦:

(第1試合) 2−3 (審判1)  

(第2試合) 1−4 (審判2)  

(第3試合) 2−4 (審判3)  

(第4試合) 1−3 (審判4)  

(第5試合) 3−4 (審判1・2)

(第6試合) 1−2 (審判3・4)

 ■奇数チームのリーグ戦:

  下の図のように、ローテーションをさせると、すべての組み合わせができる。(1チーム休み)

 ■偶数チームのリーグ戦:

 下の図のように、1番を固定し、残りのチームをローテーションさせると、すべての組み合わせができる。

(3) 順位の付け方について

 順位は当然、勝ち数の多い順。

問題となるのが、勝敗が2チーム同じ、3チーム同じになった場合だ。

 ■2チーム同じ勝敗の場合:

 2チームなら、もちろん両チーム間で勝った方が勝ち。

 ■3チーム同じ勝敗の場合:

 3チームなら、3チーム間のみの結果で勝率を次のように計算する。

勝率 = 得点/失点 

例                             

A(得点3失点5): 3/5=0.6 

B(得点5失点4): 5/4=1.25

C(得点4失点3): 4/3=1.33

よって、順位はC、B、Aの順。

 リーグ戦の試合は、勝つ時は3−0で、負ける時は2−3で負けるよう1ポイントでも多く取る事が大切だ。

なお、今回はチーム戦で説明したが、個人戦でも同じ。得失点をセットで数えればよい。


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