数学 「金・銀の並べ方について」 
            〜将棋マインスイーパーから〜
 NO.8 

98.6.18作成

 前回までの「将棋マインスイーパー」は、いかがでしたか。割と頭を使うパズルでしょう。

今回は金銀3枚を探して頂きましょう。

 では、問題です。

(1)

 

 

 

 

 

 

 1

 2

 2

 1

 

 1

 

 

 1

 

 2

 

 3

 0

 

 0

 1

 0

 
 (2)

 

 

 

 

 

 

 1

 2

 2

 1

 

 1

 

 

 0

 

 2

 

 2

 1

 

 0

 1

 0

 

 

(3)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 1

 2

 3

 2

 

 1

 

 

 

 

 0

 2

 0

 2
 (4)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 1

 1

 

 1

 2

 3

 

 

 0

 

 

 2

 

(5)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 1

 2

 1

 1

 

 

 2

 

 0

 

 2

 

 1

 1

 
 (6)

 

 

 

 

 

 1

 1

 1


 

 1

 

 2

 1

 

 1

 2

 

 0

 

 1

 

 1

 1

 

 

(7)

 

 

 

 

 

 1

 1

 2

 1

 1

 1

 

 2

 

 0

 0

 2

 

 1

 1

 

 0

 1

 0

 
 (8)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 1

 2

 2

 1

 

 2

 

 

 0

 

 1

 

 1

 1

 


(解答) 

 実は、これらは「王の囲い」です。(1)から(4)は居飛車で、(5)から(8)は振り飛車で使うものです。

実際は、周りに歩や桂・香がありますが、解答図は王と金銀3枚のみ置いてみました。

金・銀の駒の利きから王の囲いの特長を調べていきましょう。

● 「居飛車編」

(1)

金矢倉


 

 

 

 

 

 

 1

 2

 2

 1

 

 1

 1

 

 3

 0

 

 0

 1

 0

 
 (2)

 銀矢倉


 

 

 

 

 

 

 1

 2

 2

 1

 

 1

 0

 

 2

 1

 

 0

 1

 0

 

 

(3)

蟹囲い


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 1

 2

 3

 2

 

 1

 

 0

 2

 2
 (4)

 舟囲い


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 1

 1

 

 1

 3

 

 0

 2

(1)・(2)の矢倉は、上部に強い構えをしています。

弱点は7八金の斜め6九の地点と、(1)は6七金の斜め5八の地点、(2)は6七銀の横の5七の地点です。

(3)は、低い構えでやはり上部に強く、対居飛車に適しています。

対して(4)は王の右横からの攻めに強く、対振り飛車に適しています。ただ、上部には弱いですね。

 

● 「振り飛車編」

(5)

美濃囲い


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 1

 2

 1

 1

 

 2

 

 2

 1

 1

 
 (6)

 高美濃


 

 

 

 

 

 1

 1

 1


 

 1

 2

 1

 

 1

 2

 

 1

 1

 1

 

 

(7)

銀冠


 

 

 

 

 

 1

 1

 2

 1

 1

 1

 2

 0

 0

 2

 1

 

 0

 1

 0

 
 (8)

 穴熊


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 1

 2

 2

 1

 

 2

 0

 

 1

 1

(5)の美濃囲いは、左横からの攻めに強く、振り飛車の囲いとして適しています。

(6)・(7)とさらに囲うと上部に強くなりますが、横からの攻めには若干弱くなります。

(8)の穴熊は、金銀が固まり堅いですが、王の頭の端が弱点だったりします。


 次は、金銀の有効な並べ方について考えてみましょう。

● 銀2枚の並べ方

 銀は2枚横や縦に並べると好形だとよく言われますが、どういう意味か確かめていきましょう。

銀2枚の並べ方は、全部で3通りあります。例のごとく、駒の利く数を調べると次のようになります。

(1)

 1

 2

 2

 1

 0

 0

 1

 1

 1

 1

 

 

 

 
(2)

 1

 1

 1

 

 1

 1

 

 1

 1

 

 1

 0

 1

 
 (3)

 1

 1

 1

 

 0

 1

 1

 1
 
 ★

 0

 

 1

 0

 1

どうですか。横2枚、縦2枚並べると、お互いが弱点の横や後ろを補って死角が少なくなるでしょう。

(3)のように斜めに並べると、特に★印の地点が大きな弱点となります。

 

● 金銀2枚の並べ方

(1)

 1

 1

 1

 

 0

 1

 1

 1

 1

 1

 

 0

 1

 0
(2)

 1

 1

 1

 

 1

 2

 1

 0

 1

 0

 

 1

 0

 1

 

(3)

 1

 1

 1

 

 1

 1

 

 2

 2

 

 0

 1

 0

 
(4)

 1

 1

 1

 

 2

 2

 

 ★

 ★

 

 1

 0

 1

 

 (1)や(2)のように斜めに2枚並べるなら、それほど差はないですが、(3)と(4)のように縦に並べると違いが出ます。

つまり、金を上にすると形が悪くなり、実際★印の地点が大きな弱点となります。

 

 まだまだ調べるとおもしろいことがわかると思います。他の駒についても、考えてみて下さい。


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