数学 「将棋の駒拾い」 
           〜桂馬拾いから〜
 NO.12 

98.7.21作成

 昔からあるパズルに「桂馬拾い」というものがある。

桂馬と言ってもチェスのナイトの動きで、すべてのマスを1回ずつ通っていくことができるかというもの。

桂馬拾いは後回しにして、将棋の駒拾いではどうなるか考えていきたいと思う。

 

◆ 飛・王・金の駒拾い  可能  

 縦横に利く駒は簡単だ。将棋盤のマスを隅から順番に拾っていけばよい。

73 72 55 54 37 36 19 18 1
74 71 56 53 38 35 20 17 2
75 70 57 52 39 34 21 16 3
76 69 58 51 40 33 22 15 4
77 68 59 50 41 32 23 14 5
78 67 60 49 42 31 24 13 6
79 66 61 48 43 30 25 12 7
80 65 62 47 44 29 26 11 8
81 64 63 46 45 28 27 10 9

 

◆ 角・桂・香・歩の駒拾い → 不可能 

 角は斜めに行けてできそうだが、図のように○か×のどちらか一方しか動けない。

× × × ×
× × × × ×
× × × ×
× × × × ×
× × × ×
× × × × ×
× × × ×
× × × × ×
× × × ×

また、桂・香・歩のように下がれない駒は明らかに不可能だ。 

 

◆ 銀の駒拾い  不可能?

 では、残る銀はどうだろうか。偶数のマス、例えば6×6ならば図のようにできるが…。

26 28 30 32 34 36
25 27 29 31 33 35
24 22 20 18 16 14
23 21 19 17 15 13
2 4 6 8 10 12
1 3 5 7 9 11

奇数のマスは、例え3×3でもできない。なぜなら、次の図のように動ける道を考え、

出ている道の本数を2を基準にして数字で表してみる。

途中そのマスを1回だけ通るということは道が2本だけ必要だからだ。

ただし、始めと終わりだけは1本だけなので、−1を2ヶ所許していいことになる。

         

さて、左の図で+4から4本取ることになるが斜め4本を0からすべて取るわけにいかないので、

右の図のように縦2本が消え、+2となり、上下が0となる。

ところが、3つの+2から計6本を0から取るわけにいかないので、無理。

結局、銀が後ろに動けたところで横に動けなければ不可能ということがわかった。

同様に、9×9の将棋盤のマスでも不可能だろう。

(簡単に説明のつく方は、メールを下さい)


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