| 数学 「数学屋の楽しみ」 〜読書案内(5)〜 |
NO.19 |
98.8.22作成
今回もまた「将棋と卓球と数学の部屋」に関連のある本を紹介していきたいと思います。
以前、桂馬拾いについて考えたみたところ、参考文献があったので紹介します。
「数学屋の楽しみ」パズル・ゲーム・言葉の遊びetc. 野崎昭弘 著

(注)本の中の将棋に関する内容を引用させて頂きます。
T.パズルとゲーム
◆桂馬道の問題
本来の問題を簡単に説明すると、チェスの盤上にナイトの駒をひとつおき、桂馬とびによってすべてのます目をちょうど1回ずつ歴訪できるか、という問題である。そういううまいとび方(もしあれば)を桂馬道という。ナイトは八方に桂馬とびができるから、こんな問題が考えられるわけである。

チェスの盤は8行8列であるが、これはけっこう大変で、計算機にさがさせても、よほど上手にプログラムを組まないと、時間ばかりかかって解がなかなかみつからない。しかし6行6列なら、素人がさがしてもみつけやすいであろう。一方やさしすぎても困るから、次の条件をつけ加えてみる。
「すべてのます目をちょうど1回ずつ通過して、またもとに戻ってくる桂馬道は存在するか?」
この場合(もしあるとすれば)出発点は任意であるから、たとえば左上隅と固定してよい。それほどむずかしい問題ではないから、お閑な方は試みてみられるとよい。
ついでながら(すでに知られていることであろうが)小さな盤面での桂馬道については、次のことがいえる。
(1)3行3列、4行4列の盤では、桂馬道は存在しない。
(2)5行5列の盤では、桂馬道は存在するが、「出発点に戻る」閉じた道は存在しない。一般に奇数行奇数列の盤では、閉じた桂馬道は存在しない(市松模様を考えよ)。
| 1 | 14 | 19 | 8 | 25 |
| 20 | 7 | 24 | 13 | 18 |
| 15 | 2 | 9 | 6 | 23 |
| 10 | 21 | 4 | 17 | 12 |
| 3 | 16 | 11 | 22 | 5 |
6行6列、8行8列の盤での閉じた桂馬道の例をあとに示す。
(a)6×6の盤 番号順に進む、36から1に戻れる。
| 1 | 26 | 29 | 14 | 11 | 24 |
| 28 | 15 | 36 | 25 | 30 | 13 |
| 35 | 2 | 27 | 12 | 23 | 10 |
| 16 | 5 | 8 | 33 | 20 | 31 |
| 7 | 34 | 3 | 18 | 9 | 22 |
| 4 | 17 | 6 | 21 | 32 | 19 |
(b)8×8の盤
| 1 | 50 | 23 | 58 | 63 | 16 | 21 | 18 |
| 24 | 61 | 64 | 49 | 22 | 19 | 32 | 15 |
| 51 | 2 | 59 | 62 | 57 | 30 | 17 | 20 |
| 60 | 25 | 42 | 53 | 48 | 33 | 14 | 31 |
| 41 | 52 | 3 | 56 | 29 | 54 | 47 | 34 |
| 26 | 43 | 40 | 37 | 46 | 11 | 8 | 13 |
| 39 | 4 | 45 | 28 | 55 | 6 | 35 | 10 |
| 44 | 27 | 38 | 5 | 36 | 9 | 12 | 7 |
他にも興味あるパズルがありますが、ほんの一部分だけ紹介しました。ところで、将棋盤は9×9の盤です。次の問題がわかった方は、ぜひ答えを教えて下さい。
問題: 将棋盤(9×9)での桂馬道を探して下さい。