数学 「人生は数式で考えるとうまくいく」@
                 〜目標−現状=課題〜
 NO.198 

2006.12.2作成

 「人生は数式で考えるとうまくいく」(大村あつし著)というおもしろい本を見つけました。表計算ソフト「エクセル」

の解説書で有名なITライターが書いた本で、数式に置き換えて考えるというユニークな内容です。その本の中から

数式が出てくる部分を少し紹介したいと思います。


目標−現状=課題という数式が意味するもの

 二十代後半の私は大きな虚無感に襲われていました。
「人生は難しい」
「自分の存在意義がわからない」
 そして、そんな私を救ってくれたのがこの数式だったのです。

 目標−現状=課題

 要するに、目標をしっかりと定め、さらに自分の現状を客観的に整理すれば、課題はおのずと導き出されます
よ、と教わったのです。目の前のもやがすっと晴れ、瞬く間に視界が良好になったことをいまでもよく覚えています。
 それまでの私は、目標を設定し、現状を見つめることから逃げていたのです。結果として、課題、すなわち人生の
意義や自分の存在意義が見出せない日々を送っていました。
 しかし、この数式を見て、人生はそんなに複雑なものではないことを知りました。「目標」が「5」で現状が「2」。
それならば、いま取り組むべき課題は「3」。そして、その課題をこなしていくのが人生なのだと気づいたのです。
 こうして課題が自覚できると、ある大きな変化が訪れます。自分自身の変化はもちろんですが、まわりの人の
見え方が違ってくるのです。
 バイタリティーにあふれ、着実に課題をこなしていく人と、いつまでたってもその課題をこなせない人、もしくは
課題を先延ばしにしている人が、まるで、色分けされたかのようにくっきりと識別できるようになります。
 たとえば、課題を意識して行動している人が、情熱の赤色に染まって見えるとします。一方、課題を意識できて
いない人、課題から逃げている人が灰色に見えるとします。
 すると、やがては灰色の人との親密度は低下していきます。結果として、そうした人とは疎遠になり、連絡すら
取り合わなくなるかもしれません。しかし、それもやむをえないと思います。自分は赤色に染まっているのです
から、灰色の人とは相容れないという意識が自然と働くのでしょう。
 また、こうした意識が働くと、灰色の人と過ごしていた時間やエネルギーを、同じ赤色に染まっている人との
つき合いに振り分けたくなります。このとき、相手も自分のことを同様に見てくれるので、結果的に赤色同士で
親密度が急速に増していきます。
 さらに、赤色同士でお互いを刺激し合い、お互いの赤色がよりいっそう、鮮明に濃くなっていきます。こうした
好循環が、双方を高め合い、助け合います。
 その逆もまた真なりで、課題のない人は、お互いに愚痴をこぼし合い、ひどいときには、相手が赤色に染まって
しまわないように、足を引っ張り合ったりすることもあります。実際、私も課題が見つからなかった頃は、さすがに
相手の意欲に水をさすようなことはしませんでしたが、愚痴をこぼすことで自分が癒されているような錯覚をして
いました。
 また、課題を導き出す数式を知ったおかげで、私はもう一つ、次のことに気づきました。
「課題のある人は自分の実力以上の力を発揮する。しかし、課題のない人は自分の実力さえ満足に発揮でき
ない」
 どうでしょう。ご自身の人生を振り返って、思い当たるふしはありませんか?自分が実力以上の力を発揮できた
ときを思い出してください。きっと何かしらの課題があったはずです。


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