| 数学 数学検定にチャレンジ 〜数学検定2級試験問題集〜 |
NO.206 |
2007.2.24作成
本屋で、「本試験型 数学検定2級問題集」(成美堂出版)を見つけ、ちょっと買って頭の体操にと問題を解いてみました。この問題集の最初に、
実用数学検定(数検、数学検定)は、財団法人日本数学検定協会が実施しており、階級は、1級から8級までと準2級、準1級を合わせて10段階
あって、小学校2年〜大学卒業程度までが想定されていて、1次(計算技能検定)と2次(数理技能検定)の2つあると書かれていました。
この2級の学習範囲は、中学校3年〜高校3年程度ということで、2級の検定試験の内容は次の通りだそうです。
1次(計算技能検定) … 時間:60分、問題数:15問、合格基準:全問題の70%程度
2次(数理技能検定) … 時間:90分、問題数:必須2問+選択3問、合格基準:全問題の60%程度
この問題集には、5回分の問題があり、1次の計算技能検定はすぐ見てわかるので、2次の数理技能検定のみをやってみました。まあ、2級なら
合格できそうなレベルでしょうか。その中から、ちょっとおもしろい問題があったので、紹介します。
(問題1) 1番から300番までのゼッケンをつけた300人の人が一列に並んで座っています。いま、1から6までの目があるサイコロを1個振り、
出た目の倍数のゼッケンをつけている人は立ってもらいます。2回目以降は、サイコロの目の倍数のゼッケンをつけている人は、座って
いるときは立ち、立っているときは座ってもらいます。例えば、1回目が2、2回目が3だと、2番と3番の人は立っていますが、6番の人は
座っています。1が出たときは、すべての人が座っているときは立ち、立っているときは座ることになります。
(1) サイコロを2回振ったとき、1回目が4、2回目が6でした。何人の人が立っているでしょうか。
(2) サイコロを7回振った後、サイコロの目に関係なく、必ず立っている人がいます。その人のゼッケンの番号をすべて書き出しなさい。
(3) サイコロを6回振ったとき、1は一度も出ませんでした。このとき、6回振った後に必ず座っていることがわかっている人は何人いますか。
(解答)
(1) 全体集合Uを1から300までの整数とします。Uの部分集合A、Bを、A={x|xは4の倍数}、B={x|xは6の倍数}とすると、
300÷4=75、300÷6=50、300÷12=25より、集合A、集合Bの個数をそれぞれn(A)、n(B)のように表すと、
n(A)=75、n(B)=50、n(A∩B)=25
ここで立っている人は、
{n(A)−n(A∩B)}+{n(B)−n(A∩B)}=(75−25)+(50−25)=75 (答)75人
(2) サイコロの目になっている、1、2、3、4、5、6の最小公倍数60の倍数のゼッケンをつけている人たちは、サイコロの目に関係なく必ず
立つ、または座るの動作をくり返します。
したがって、サイコロを7回(奇数回)振った後は、必ず立っていることがわかります。よって、 (答)60、120、180、240、300
(3) 1以外のサイコロの目には関係ないため座っていることがわかっている人たちのゼッケンは、2、3、5の倍数以外の数であればよいこと
がわかります。
そこで、まず1から30までの中で2、3、5の倍数以外の整数の個数を調べてみます。
1、7、11、13、17、19、23、29
以上より、8個あります。
この後は、31〜60、61〜90、…、271〜300のように区切った30個の整数のグループの中で2、3、5の倍数は同様に現れます
ので、1〜300まででは、
8×(300÷30)=80(個)
あることがわかります。
また、(2)の60の倍数のゼッケンをつけている人たちは、今度は6回(偶数回)ですので、必ず座っています。
以上より、80+5=85 (答)85人
(問題2) 図のように円Oの弦AC、BDが点Eで垂直に交わっています。AE=a、BE=b、CE=c、DE=d、円Oの直径をLとするとき、

となることを示しなさい。

(解答) 略。