数学 将棋における分岐数 
            〜最大分岐数593〜  
 NO.22 

99.1.8作成

 「将棋世界」2月号に松原仁さんの「コンピューター将棋入門」が連載されていました。

その中に大変興味深い問題とその証明がありました。

 

■最大分岐数593その後

(図) 分岐数が最大と考えられる局面

 

 さて、12月号で将棋における分岐数の話の中で、図の593がこれまで経験的にわかっている最大分岐数である(野坂昭弘著「ロジカルな将棋入門」筑摩書房)が、理論上は593が最大であるという証明はなされていないと述べた。それに対し、早速読者の3氏から「将棋の最大分岐数は593である」ことの証明が筆者のもとに寄せられた。3氏とも基本的なアイデアは同じもので、594以上にはなり得ないことを正しく示している。…

証明の概略は以下の通りである。飛角金銀桂香歩が持ち駒に1枚ずつあって、盤面にどの駒も置いてないとすると、飛、角、金、銀の4種はどこへ打ってもいいのでそれぞれ9×9=81ヶ所、桂は1、2段目には打てないので9×7=63ヶ所、香と歩の2種は1段目に打てないので9×8=72ヶ所、打ち場所がある。合計すると81×4+63+72×2=531通りの分岐数になる。この数字を出発点として、(先手)玉、飛、角、金、銀、桂、香、歩、(後手)玉をどこに置くとそれだけ分岐数が増減するかを調べて、最も増える場合を総和すると593になることがわかる。

 


 一番手の広い局面がわかっているということを初めて知りました。

このような数学的な問題は非常に興味があります。

他にもありましたら、ぜひ教えて下さい。


     ホームへ戻る    次号へ進む