数学 将棋の駒の角度 
           〜「近代将棋」より〜
 NO.39 

2001.1.15作成

 今回は、将棋の駒について、「近代将棋」2月号に興味深い記事があったので紹介します。

将棋の駒は美しい形をしていますが、理想の五角形の角度があるとは、今まで知りませんでした。


模範となった宮松型の駒の角度

 現代の駒形は、非常に精度がよい。その駒形に影響を与えたのは宮松駒であろう。宮松駒の駒形も時代に
よって変わっていくが、とくに彼の駒形を有名にしたのが、俗にいう影水型である。
 駒形の成形は父宮松関三郎七段の考案によるもので、ここでは宮松型と呼ぶ。宮松型は、それまでの駒形に
比べ大振りで薄く平たい感じを受ける。宮松型の注目すべき特徴は駒の各面の角度であろう。
 将棋の駒には10個の角があり、5種類の角度が存在する。宮松型では、その角度がすべて9の倍数で構成
されている。
 9度、81度、90度、117度、144度となっている。
 なぜ宮松が9の倍数にこだわったのかは定かではないが、9×9の将棋の枡目を想像させて楽しくなる。
 同じ駒(例えば歩兵)を20枚横に並べたもので円を描く。また同じ駒を40枚積み重ねたもので、これも円を描く。


 駒の5種類の角度がすべて9の倍数になっているというので、1つ1つ数学的な意味を考えてみました。

 まず、同じ駒を40枚積み重ねたもので円を描くので、360゜÷40=9゜

次に、同じ駒を20枚横に並べたもので円を描くので、360゜÷20=18゜より、(180゜−18゜)÷2=81゜ 

また、底面は長方形だから、90゜

残りの2つの角度は想像ですが、たぶん、360゜÷5×2=144゜と、

もう1つは、{540゜−(144゜+81゜×2)}÷2=117゜、という理屈になっているのでしょうか。


    ホームへ戻る    次号へ進む