厚木西高校卓球部通信 No. 299 2007. 1. 7

卓球大好き人間

「ニッタクニュース1月号」より抜粋

「もうすぐ私の誕生日やろ。なんにもいらんけんなあ、そのかわりに1日卓球をやらせて」
  ―家(酒屋)の手伝いで忙しかった中1のとき、母にこう切り出した
  松崎キミ代選手(59・63世界チャンピオン)

これぞ名選手への条件

 卓球選手に限らない。スポーツで名選手になった人たちは、その競技が大好きな人たちである。以下”―大好き人間”と表す。卓球人なら”卓球大好き人間”、柔道をやる人なら”柔道大好き人間”という意味である。
 日本の現役選手で、世界で最も多く優勝しているのは、柔道の田村亮子選手である。名選手になれた原因をたずねられ、
「好きだったからというのが一番です」と答えている。

大好き人間「2つの練習効果」

 ”―大好き人間”になることが、どうして名選手への条件なのだろうか。
 第一に、自分から進んで練習をするので、同じ1時間でも練習の効果が高い。
 第二に、他人の2倍3倍の練習をしても、まだあきない。興味をもって、高い集中力で2倍3倍の練習ができる。
 第一について言うと、命令されていやいややるときの効果を1.0とすると、自分が発案し自分から進んでやるときは、約2.6倍の効果になるという。
 第二について言うと、脳科学者で最近よくテレビにも出演する茂木健一郎氏が、6月18日の朝日新聞で、次のように述べている。
《高名な数学者の藤原正彦さんは「20年も解けていない数学の問題」を長い時間考えるのが無上の喜びと顔を輝かせて言います。数学が嫌いな人には信じられないことかもしれませんが、数学者にとっては解けない問題を毎日毎日10時間も考えていられるのはこの上ない快楽なのです》
 将棋の第一人者・羽生善治氏も、
「人の2倍も3倍も努力できる人は、どこまでやっても楽しいから」と語っている。
 1時間あたりの練習効果が高く、人の2倍も3倍も練習できたら、メキメキ上達するのは、ごく自然なことである。

”大好き人間”になる3つの条件

 どうしたら”―大好き人間”になれるか。その3大条件は、次の@ABである、と私は思う。
@よい試合を見ること
 よい試合を見て感動することが、プレーヤーが”―大好き人間”になるのに最も大切。
A成功体験・勝利体験をつむこと
 田村亮子選手は、小学2年生のとき、男の子を5人抜きした。小さいながらも、この成功体験・勝利体験が”柔道大好き人間”になっていく1つのキッカケになったという。
 たとえ小さなものでもいいから、成功体験をもつことがいかに大切かを、茂木氏は『「脳」整理法』(ちくま書房)に、こう書いている。
「どんな小さなことでもいいから、うまくいくかどうかわからないことに挑戦して感動する。そのような体験をもつことが重要なのです」と。
Bラリーの楽しさを味わうこと
 初心者時代の松崎選手が、友だちとフォアの打ち合いのラリーが5本つづいたと言って喜び、明日は10本に挑戦しよう―と張りきりながら卓球大好き人間になっていった様子が自叙伝『卓球やらせて!』に書かれている。

東京選手権県予選を見学 1/6(土)

 午前中の練習を終えてから、相模原市総合体育館に東京選手権の県予選を見学しました。男子ジュニアは、168名も出ておりほとんど県大会といった感じ。 ダブルスは一般となり、日産自動車の高志、三原、三田村選手なども予選に出ていました。ジュニアを見て、試合の終わったコーチの落合と一緒に帰りました。

男子ジュニア(代表3名)  推薦:大橋(湘南工大附)
 代表決定戦  中本(湘南工大附)○ 3−0 × 西元(湘南工大附)
        荒巻(湘南工大附)○ 3−1 × 加川(栗原)
        中西(横浜商業) ○ 3−2 × 那須(栗原)