卓球 町村対抗卓球大会 
     〜負けを認めなければいつかは〜
 NO.108 

2004.6.21作成

●2004.6.20(日)  町村対抗卓球大会  寒川総合体育館

 毎年行われる町村対抗に、津久井町の一員として参加しました。会場は持ち回りで、今年は寒川町で
開催されました。県内の町や村でチームを作っての団体戦。1・3・5番が混合ダブルス、2番が女子
シングルス、4番が男子シングルスという8人で組む変わった団体戦です。試合は、4チームによる
予選リーグの後、決勝トーナメントという方式でした。

予選リーグ
 1試合目  津久井町   ○ 3対2 ×   山北町
     5W 佐藤・向川 ○ 3−2 × 

 2試合目  津久井町   × 1対3 ○   二宮町
     1W 佐藤・向川 ○ 3−0 ×

 3試合目  津久井町   ○ 3対0 ×   湯河原町
     5W 佐藤・向川 ○ 3−2 × 

 予選2勝1敗のリーグ2位で、決勝トーナメント進出。

決勝トーナメント
 1回戦   津久井町   × 1対3 ○   開成町
     3W 佐藤・向川 ○ 3−2 ×

 負けた試合は、ともに実質2対3。惜しい試合でした。熱を出して来られなかった岩松君がいれば、
連続優勝している寒川町と試合できた気がします。それでも個人的には、ダブルスで全勝できたので、
満足できる結果です。特に、4試合中3試合がフルセットでしたが、接戦を物にできました。パートナー
の向川さんには、感謝しています。


負けを認めなければいつかは勝者となる

         〜「松井秀喜・イチローに学ぶ プロフェッショナル・シンキング」(児玉光雄著、二見書房)より〜

 イチローは負けず嫌いである。子どものときのことを思い出して母親の淑江さんがこう語る。
「ウチの家族は、10月のイチロー、11月のお兄ちゃん、12月のお父さん、1月の私と誕生日が毎月続くんです。
子供のころのイチローは、”ぼくが一番早く誕生日が来るのに、なんで一番小さいんだ”と言ってだだをこねて泣く
んです。とにかく、人よりも下と言われるのが昔からイヤだったみたいです。小さいなんて言われようなら取っ組み
合いになりましたから―」
 また、小学生の頃、囲碁を覚えて宣之さんと勝負をしたときも、父親に勝てるわけがないのに、負けると「もう
1回、もう1回」と言って勝つまでやめようとしなかった。
 それでは松井はどうだったのだろう。やはりイチローと同じように飛びきりの負けず嫌いであった。当時、松井が
通っていた根上町の浜小学校では、年一回夏休みに校内相撲大会が開催されていた。
 入学して以来、松井は毎年優勝していた。ところが、小学校6年生のとき初めてこの相撲大会の決勝で負けて
しまった。勇み足である。土俵の真ん中で投げ飛ばされたら納得がいく。松井は「もう一度やらせてほしい」と
言って審判をしていた先生に食い下がった。
 もちろんその訴えは聞き入れられるはずもなく、教室に戻ってから松井は男泣きに泣いたという。
 負けず嫌いというのは、あきらめない人間である。他人を打ち負かしたいという願望があるのではなく、自分の
可能性を否定できないのである。
 人生は闘いの連続である。そのなかですべて勝ち続けられるものではない。勝つことだけが大切ではないが、
勝ちにいく気持ちは絶対に忘れてはならない。
 負けたときに怖いのは、失敗を恐れるあまり簡単にあきらめてしまう習慣が身についてしまうことだ。つまり、
負けず嫌いでない人間はそれだけで成功への可能性を閉ざしてしまっているのである。
 イチローはどんな困難な状況にあっても、負けを認めない。
「苦しいときこそ逃げない。苦しいときって、力が半分しか出せない。けど、50パーセントの力を100パーセント
出そうとする自分がいれば、立ち直りが早いと信じている」
 松井が今、自身の成績よりもこだわりを持つ事柄、チームの勝ち負けである。
「野球というのはチームスポーツですよね。打てなかったら、チームに迷惑をかけるんですけど、チームスポーツ
だから、助けられる部分が、すごくある。自分が打てなくて個人として不安になることはいっぱいあるけれど、自分
が打てなくてもチームが勝っていくために何をしたらいいか、それを考えていればいいんじゃないか」
 形は違うにせよ、負けず嫌いの本性が彼らに偉大な仕事をさせている。他人を打ち負かすという発想ではなく、
不完全な自分を認めない。それが負けず嫌いの正体である。その激しい執念が自分を磨き、結果的に上昇する
糸口となる。
 イチローのこの言葉が、負けず嫌いが行きつく境地を象徴している。
「日本のプロ野球で7年連続首位打者になったシーズンが終わったとき、このまま日本で野球を自分の限界を
見届けることができないような気がして―」
 イチローも松井も負けを認めない。いや、たとえ負けたとしても、その事実を受け止めて引き下がらずに、勝利を
手中にするまであきらめずに何度でもチャレンジを繰り返す。負けて、その原因がつかめればむしろ成功に
近づいていると考える。
 一流の人間は負けることのほうが、次のステップへのエネルギーになることを知っている。だからこそ。日本の
野球で頂点を極めた後も、さらにレベルの高い状況を求めて、海を渡った。自分の無限の可能性を広げるため
に。  


     ホームへ戻る    次号へ進む