| 卓球 「アスリート・コーチングBOOK」@ 〜コーチング(3)〜 |
NO.142 |
2005.12.8作成
12月に入り、現在、期末テスト中です。部活動もなく、少し余裕が出てきたので、以前の続きで、スポーツ関係の
本を読み始めました。「アスリート・コーチングBOOK」(高畑好秀著)というコーチングの本を見つけたので
読んでみました。様々な競技を代表する14名の指導者に、コーチングに対する考えや実践法を聞いてまとめた
もので、とても興味深い本です。ぜひ読んでみて下さい。その本の中に、卓球の西村卓二さんのことが載っていた
ので、一部、紹介したいと思います。
卓球 西村卓二
「勝利と育成」「競争と協調」相反するスローガンの狭間で僕の仕事は、選手の力を引き出すこと
自分を客観視し選手と一緒に自らも変わっていく
一番大事にしていることは、選手との距離の取り方。あまり離れると把握できない。あまり近づくと馴れ合いになる
選手の能力をいかに引き出すか。それが僕らの仕事
何が己の武器なのかを自覚させる
天才のプログラムを活かした指導方法
注意は試合場ではしない。練習場でやるもの
理論が正しくても「誰」が言っているかによって、受け入れ方が変わる
選手の性格や人間性を理解して個々に指導していくことが大切
指導者は自分の関わる選手に惚れること
選手を区別はするけれど、差別はしない
選手が成長すると同時に指導者も成長していく
スポーツをやった達成感が人間を作り上げていく。
一度や二度の負けはショックじゃない。将来、役に立つ人間を育てたい
西村卓二に学ぶ理想のコーチ像 分析/高畑好秀
適切なスローガンを掲げる
コーチや選手の気持ちが反映されたスローガンを掲げる
どのようなチーム、あるいは選手にも、目標があります。その目標をより身近に感じるために掲げるのが
スローガンです。しかし、チームによっては全く言葉だけのスローガンを掲げているケースも見られます。そこには
コーチの気持ちや選手の気持ちがこもっていないのです。中にはその言葉の意味すら分からない選手もいる
のではないかと思えます。
やはり目標やスローガンは、コーチや選手の気持ちが反映されたものでなくてはいけません。もし、コーチと選手
の気持ちにズレがある場合は、選手の気持ちを優先して目標を設定してあげましょう。戦うのは、あくまで選手です
から、その選手がググッとこなければスローガンの意味が全くなくなるからです。
目標やスローガンが決まると、次はその目標を達成するためのプラン作りです。目標とする大会の期日から逆算
して、○年の○月には○○のレベル、その前の○月には○○のレベルに達しておこうという、長期、中期、短期の
目標を設定するのです。目的が明確になれば、今日一日何をどのように取り組むべきか、選手も納得することが
できます。そうすると、日々の練習がこなす練習ではなくなります。
足りないものに気づいた後は、それを埋めていくだけ
また、目標が明確に打ち出されれば、目標としている自分の姿と今現在の自分の姿とのギャップが明確になり
ます。 技術、体力がどれくらい足りないのかが見えれば、それを埋めていけば良いのです。中でも一番つらい
体力トレーニングから先に始めます。体力がなければ技術もついてこないという事もありますが、目標を立てて
すぐというのは、モチベーションが高いのでつらい事でもやり遂げられるものなのです。
そして体力がつけば、そこに自信が生まれます。そこで技術を身につけていくのです。その頃になると、目標や
スローガンがにわかに現実味を帯びてきます。ここでコーチはその目標を立てた当初の気持ちを再び選手の心に
注入していくのです。それこそが、目標達成まであと一歩という時の最後であり、最大のエネルギーになるのです。
成功するためのV理論