卓球 「スポーツ・メンタルトレーニング」A
                〜メンタルトレーニング(5)〜
 NO.150 

2006.1.16作成

 前回の続きで、「試合に勝つためのスポーツ・メンタルトレーニング」(高畑好秀著、ナツメ社)というの本の

「PART1 試合に向けての段階別メンタルトレーニング」から、STEP3とSTEP4の中で興味あった部分を少し

紹介したいと思います。


STEP3 試合中のメンタルトレーニング

 ミスをしたらその原因を外的要因に求める

 試合中のミスは案外尾を引くものだ。尾を引くと次にまたミスを犯してしまう。日本のスポーツ選手は、ミスした
ときに、試合中であるにもかかわらずそれを深く反省したり、自分の実力を否定してしまったりする傾向が
見られる。試合中にそんなことをしても、よい結果にはつながらないのだ。

 @説明スタイルの試合での活用

 A用具やグランドの外的要因

 B運の悪さも外的要因

◆一流選手たちの外的要因と切りかえスイッチ◆

  ケース 外的要因 スイッチ
イチロー(野球) どまん中のボールを見逃し 相手投手のコントロール
ミスだ
一応どまん中のボールをイメージ
して数回素振りをする
桑田真澄(野球) コントロールミス ボールの神様 ボールに自分の味方をしてくれる
ように語りかける
石井琢朗(野球) 三振 バット 次の打席はバットを変える
井上康生(柔道) 指導 相手の動きが悪い 自分の動きを変えようと考える
大内愛(アーチェリー) 的から外れる 矢を新しい物に変える
中村俊輔(サッカー) フリーキックを外す ボールの置き方が
悪かった
ボールを置く面の位置を変える
川口能活(サッカー) シュートを決められる ディフェンダーの位置 大声でディフェンダーに指示を出す
杉山愛(テニス) スマッシュを決められる たまたま相手の調子が
良かった
そうそう相手の調子の良さも
続かない
伊東浩司(陸上) タイムが悪い 自分のスタート時点での
動作が悪かった
何か別の動作をして待つように
する



STEP4 試合終了後のメンタルトレーニング

 目標が達成されたら次の目標を見つける

 念願のオリンピック出場や甲子園出場などを果たし、それが終わるとすっかり意欲を失い、その競技を辞めて
しまう選手も多い。そのレベルまではいかなくても、自分が立てた目標が達成されたときというのは、プラスである
と同時にマイナスに作用してしまうケースも多いから注意が必要だ。

 ・達成感と虚脱感

 ・ゆるめすぎず、張りつめすぎず

 ・苦しさはあまり考えない

◆次の目標を設定する◆

――――→目標 無力感 先がない→  バーンアウト症候群
――┬―→目標
  └──────→次なる目標
    ドロップアウト症候群
――――→目標 適度の脱力感 ―→次なる目標     理想形


目標設定の上手な一流選手 前段階の目標達成 次なる目標
イチロー(野球) プロ野球7年連続首位打者 大リーグ
松井秀喜(野球) 2冠王 3冠王
田村亮子(柔道) オリンピック銀メダル オリンピック金メダル
伊東浩司(陸上) アジア大会金メダル オリンピックファイナリスト
中田英寿(サッカー) 日本代表ワールドカップ出場 ヨーロッパリーグ
永友洋司(ラグビー) 学生日本一 社会人日本一
片山右京(元F1レーサー) 世界で活躍するF1レーサー 世界最高峰を目指す登山家
村主章枝(フィギュアスケート) オリンピック代表枠獲得 オリンピック入賞
井上康生(柔道) オリンピック金メダル 世界選手権5連覇



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