卓球 「勝ちにいくスポーツ心理学」@
                〜メンタルトレーニング(6)〜
 NO.164 

2006.3.14作成

 これも高畑好秀さんの本ですが、「勝ちにいくスポーツ心理学」(高畑好秀著、山海堂)という本を見つけました。

心を強く鍛えるための15の[理論]と[実践法]という形で、わかりやすくまとめられていました。

   @ イメージトレーニング
   A リラックス法
   B コンセントレーション
   C 気持ちの切り換え
   D 自己暗示
   E 条件づけ
   F プラス思考
   G 自信を持つ
   H 目標設定
   I マンネリ防止
   J 心理的戦術
   K スランプ脱出
   L 判断能力
   M 気持ちを高める
   N 攻めの心理

 今回は、その本の F プラス思考 の中から、興味あった部分を少し紹介したいと思います。


理論編 7 プラス思考

 さまざまな角度から対象を見つめる

実践編 7 プラス思考

 勝利への指針
   プラス思考を実践していくうえで、とくに注目したいのが、物事を長期的な目で見つめるというスタンスだ。
   負け試合やプレーミスは、短期的に見ればマイナスな部分も大きいが、長期的に考えると、次のステップへ
   進む踏み台としてたいへん有効。負の部分を負のまま処理するのではなく、プラスに考えることで、技術の
   向上へとつなげよう。

 心のなかの説明スタイルを変える

 まずは結果を冷静に受容してみよう

 接続詞”でも”を用いてプラス思考にする 

 このように、ニュートラルな状態を心のなかに作ることができれば、冷静さも生まれるし、マイナス思考の反発も
受けないので、プラス思考につなげていきやすくなります。
 野球の例でお話しするなら、ランナーが1塁だったところを、自分のエラーにより、ランナーが1、2塁になって
しまったとします。この状態のときに、マイナス思考だと「長打が出れば一気に2点入る。痛いエラーだった」と
なりますが、心をニュートラルの状態にできると冷静に物事をとらえられるため、そのエラーに対しても別の見方が
できるのです。
 具体的な方法としては、接続詞”でも”を用いてマイナス思考を一気にプラス思考へともっていきましょう。この
場合だと、「痛いエラーだった。”でも”次に自分のところに内野ゴロが来たら、ダブルプレーで一気に片がつく」と
いった具合です。
 もし、次に本当に自分のところにゴロが来たときに、マイナス思考のままだと、再度エラーしてしまうでしょうが、
プラス思考だと積極的にプレーできると思います。
 このようなケースがスポーツの場面では種目を問わず見られるはずです。冷静に別の見方ができれば、ピンチ
に見えていたものが、突然チャンスに見えることも案外多いものなのです。

 他人に相談してマイナス思考を解消

 負け試合やミスにも、プラス要素を見つける

 通常、試合後のミーティングにおいては、出される意見はマイナスの要因(「〜が悪かった」「〜が原因で
負けた」)ばかりで、ほとんどプラスの要因は話題に上りません。そのようなミーティングは選手をマイナス思考に
していくだけです。
 やはり、次の試合にプラス思考で臨むためにも、負けやミスのなかから、何とかプラスの要因を見つけ出す努力
が必要になってきます。
 「確かに負けはしたが、チームの連係はよかった」「負けはしたが、試合中、途切れることなく大きな声が出て
いた」など、小さなことでも構わないので、詳細に試合のことを思い出し、プラスの材料を拾い上げてノートなどに
書き留めておくとよいでしょう。
 そうすれば一見マイナスばかりに見える負け試合のなかにも、 多くのプラスの要因があることに気づくはずです。
 また個人のミスにしても、先ほどの”でも”を用いて次につなげる課題を書き出しておけば、「今日はミスした。
でも、ここを次までに修正しておけば大丈夫」と思えます。そうすれば、ミスさえも自分の課題を教えてくれた
プラスのものに変わるのです。

 短期的ではなく長期的な視野をもとう

 無意識に口にしている言葉を調べる

 選手のなかには、もともとマイナス思考型の性格で、意識してプラス思考に努めている人も多いようです。
 そういった選手は、通常はプラス思考ができるのですが、心理的に追いつめられたときは、強くマイナス思考を
示します。これは、ふだんプラス思考によって抑圧されていたマイナス思考が、無意識のうちに前面に出てしまった
結果といえるでしょう。
 しかも、自分では意識してプラス思考を実践しているつもりなので、このように無意識のうちに出てしまった
マイナス思考には、自分で気づけないでいることが多くあります。これを防ぐためにも、思考や気持ちを声に出して
言う習慣を作りましょう。すると、その出した言葉によって「あ、今自分はマイナス思考になっているな」と気づくこと
ができます。
 また、自分では気づかなくても、チームメイトがその言葉を聞いて「今、お前マイナス思考だよ」と教えてくれる
はずです。とくに試合中や練習中は、無意識のマイナス思考に自分で気づけない場合が多いので、こうした習慣が
とても大切になるでしょう。
 そして、気づいたら、今までお話ししてきた方法で意識的にプラス思考に変換してほしいと思います。

 朝、鏡に向かって自分をほめてみる   


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