卓球 未来を広げる指導法
            〜アクセス11万達成〜 
 NO.191 

2006.12.10作成

 おかげさまで、このホームページのアクセス数も11万件を達成しました。昔に比べて更新のペースが落ちている

とはいえ、依然、大勢の方々がこのホームページを見ていただいていると思うと、力が湧いてくる気がします。

卓球の方は、自分自身、体力も衰え、だいぶ老けてしまいましたが、体が動くうちは卓球部の顧問として、選手と

一緒に卓球を続けていきたいと思っています。

 卓球レポート12月号に、ナショナルチーム指導陣から全国の指導者へという「未来を広げる指導法」という記事

があったので、その中の近藤欽司監督と山口円誉監督の文章を、少し紹介したいと思います。


ナショナルチーム指導陣から全国の指導者へ 未来を広げる指導法

「指導者として大切なこと」(近藤監督・談)

 まず、指導者として大切なことを確認していきましょう。当然のようなことですが、非常に大切なことだと思います。

●選手にやる気を持たせる

 卓球を好きにさせることと、目標や夢を意識させることが大切です。また、勝つ喜びや、だんだん上手になって
いく喜びなど、選手に達成感を感じさせることも大切です。そのためには、話術が必要になります。褒め方や
褒めるタイミング、しかり方やしかるタイミングが、選手のやる気を左右するのです。ちなみに、私は指導の中に
「笑い」を取り入れるようにしています。これは雰囲気を良くするために大切なことだと考えています。

●選手との信頼関係

 指導者の基本的な考え方(指導方針)を明確にして、やってはいけないこと、やらなくてはいけないことを選手に
はっきり教えることが大切だと思います。私は高校の監督をしていたとき、練習日誌を毎日書かせ、週に2回提出
するように指導していました。そして、1人ひとりの日誌に私がコメントを書くのです。選手と接するにあたって、
全員に向かって話すことも大事です。しかし、時代の変化もあり、1人ひとりと話すことが以前よりも重要になって
きていると感じます。

●練習目標、計画、実践

 「どのような目標でどんな練習をするのか」「その練習をすることによって、いつまでに何を達成するのか」を選手
に認識させることが大切です。「とにかくやれ」と問答無用で練習させるのはなく、練習の狙いや、注意点などを
説明した方が、練習の効果が上がるように感じます。また、チームのスローガンを掲げることや、ビデオを活用
することもポイントです。これらは、視覚、聴覚に訴えて選手の心を刺激すると同時に、ビデオで見た強い選手への
あこがれから「まねしよう」という気持ちはとても重要で、指導者が説明するよりも「まねしよう」という気持ちで
ビデオを見た方が、効果が高いのです。

●選手の家庭環境を知る

 練習や遠征のためには家庭の理解と協力が重要です。しかし、経済的にひっ迫しているなどの理由で、協力を
得にくい家庭の選手もいます。指導者はみんなと同じように活動できるかを思案する努力が必要だと思います。

●将来を見すえた指導

 小学生の指導者は小学校時代に、中学生の指導者は中学校時代に成績を残させたいと考えるのは当然のこと
だと思います。しかし、それと併せて、将来を見すえた指導も意識していただければと思います。ぜひ、精神的に
も、技術的にも、体力的にもスケールの大きな選手を育てていただければと思います。

「指導者も学ぶ姿勢が必要」(山口監督・談)

 指導者は、いかにして多くの協力者をつくるかということが大切だと思います。小学生の場合、全国大会に出場
するような強いチームを見ると、親の応援のすごさに驚かされます。親とチームとに一体感があるのです。指導者
としてはまず、いかに親の協力を得るかが重要だと思います。それには、親とのコミュニケーションを積極的に取る
べきでしょう。例えば、親子バーベキュー大会などを行ってフランクに話をする機会を設けるといった方法もあると
思います。こうして話をしやすい関係を築いたり、親が練習場に来やすい雰囲気をつくったりすることは、チームを
運営していく上でとても重要なことです。指導者がアイデアを巡らし、親をはじめとして地域や学校にたくさんの
協力者をつくることが、選手に良い環境を与えることになるでしょう。
 さて、指導者は「自分の選手としての経験則だけに基づいた指導をしていないか」ということに気をつけなければ
いけません。もちろん、自分の選手時代の経験をもとに指導を行うことも、指導者として1つのテクニックです。
しかし、経験則だけに基づいていると、良くない指導をしてしまう危険性があるのです。
 卓球の技術というものはどんどん進化しています。ですから、選手はもちろん、指導者も「学ぶ姿勢」を持たな
ければいけません。「指導者が学ぶことをやめたら、教えることをやめなければいけない」という心構えを持つべき
だと思います。反対に、どんどん勉強を積んでいく指導者の下で学ぶことは、選手にとってこの上もない幸せで
しょう。
 子どもを指導するということは、その子の人生や生き方に大きな影響を与えることでもあります。卓球の技術的な
ものだけでなく、日常的な礼儀や作法などを教えることで、その子の人生を決定づけている部分もあるでしょう。
良き指導者として子どもの人生にかかわることは、素晴らしいことだと思います。


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