| 卓球 「3週間続ければ一生が変わる」 〜小さな習慣が人をつくる!〜 |
NO.206 |
2007.1.30作成
前号の続きで、「3週間続ければ一生が変わる」(ロビン・シャーマ著)という本からです。小さな習慣が
人をつくる!この本の中の後半の5つの章から、心に残った部分を中心に、紹介したいと思います。
「3週間続ければ一生が変わる」
前号の続き―
6.悪いストレスから心身のリフレッシュへ…癒しと健康
魂のためのリクリエーションを大切にする
仕事で疲れた1日が終わると、ソファで横になって、テレビを3時間も4時間も見てしまいがちです。皮肉なこと
に、あなたがほとんどの人とおなじであるなら、テレビを見すぎたあとのほうが、最初に腰をおろしたときよりもっと
疲れを感じているはずです。
バランスのとれた生活を送るには、リクリエーションはきわめて重要です。でも、リクリエーションはあなたを
再創造する役割をはたしてくれなければなりません。本物のリクリエーションは、元気を回復させ、生き返らせて
くれるでしょう。真のリクリエーションは、内なる炎にふたたび火をつけているあいだに、あなたのなかにある最高で
最善のものをよみがえらせてくれます。
プラトンはこう書いています。
「すばらしい肉体はいかなる肉体的美徳をもってしても魂を向上させることはできないが、すばらしい魂はそれ自身
の美徳によって可能なかぎり肉体を向上させることができる、というのがわたしの信条だ」
となると、有効なリクリエーションには、あなたの魂を落ちつかせるなんらかの楽しみがふくまれていなければ
なりません。
7.とめどもない忙しさから心の豊かさへ…発想力
創造性を刺激する本を読む
わたしたちはみな、クリエイティブな存在です。お気に入りの書店で『ずっとやりたかったことを、やりなさい。
(The Artist’s Way)』をはじめて見たとき、まだ弁護士をしていたわたしは、その本を手に取りませんでした。
そのときは、”アーティスト”向けの本だから、わたしのためにはならないだろう、と思ったのです。
でも、やがて、わたしたちはでれもが、心の奥にほぼ無尽蔵に創造性の源泉をもっていることに気づきました。
弁護士でも、主婦でも、教師でも、企業の重役でも、詩人でも、音楽家でも、人生を最大限に楽しむために、その
創造性を毎日のように活用する必要があるのです。弁護士としてのわたしがクリエイティブな存在であることに
気づくと、まったくあらたな自覚が生まれました。
わたしは創造性を開発するセミナーに参加しはじめました。創造性に関する本ももっと読むようになり、個人的な
ものであれ、仕事上のものであれ、スピリチュアルなものであれ、生き方を改善するために、その天与の創造性を
発揮できる方法を探しもとめたのです。その探究の結果は、やがて、処女作となってあらわれました。
『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』を読んで、著者のジュリア・キャメロンが勧めている、考えぬかれた練習
を実行するだけの自己鍛錬をしてください。あなたのクリエイティブな精神を解き放てば、自己発見の道をのぼる
ときに加速されますし、毎日毎日がもっとずっと充実したものになるでしょう。
8.「つきあいべた」から積極的な人脈づくりへ…人間関係
きき上手・頼み上手になる
「きくはいっときの恥、きかぬは一生の恥」ということわざがあります。
最近、つぎのような新聞の案内広告を見ました。
「11月28日、土曜日、午後4時、(どこそこの)ドラッグストアにいた、褐色のスエードのコートを着た美女へ。雑誌
の棚の前で、あなたはぼくにぶつかりました。あなたと会って、お話がしたいのですが」
この広告をのせた男性は、自分の電話番号を書いていました。運命は彼に機会を与えたのに―ひょっとすると、
彼は夢の女性に出会ったのかもしれません―彼はその機会を棒に振ってしまったのです。そしていま、
”きかなかった”ことを後悔したあとで、なんとかその女性を見つけたいという必死の思いに駆られて、新聞に広告
を出さざるをえなくなったのです。
きけばきくほど多くの答えが得られますが、きき上手になるには練習が必要です。だめでもともと。仏教の賢人が
いったように、「的を射た矢は、的を百回はずした結果」なのです。このさき数週間、お気に入りのレストランで
もっといい席を頼んだり、地元のアイスクリーム・ショップで無料のふたすくいめを頼んだり、つぎに飛行機に乗る
ときに無料のアップグレイドを頼んだりして、”きく筋肉”をほぐしてください。
ほしいものを心をこめて頼むだけで、あまりに多くが手に入るので驚いてしまうかもしれません。ほしいと頼めば、
少なくともほしいものを手に入れるチャンスが生まれるのです。
なにかをきく力に関する本で最高の1冊は、わたしの友人で講演者仲間のマーク・ヴィクター・ハンセンと、
自発性の権威であるジャック・キャンフィールドの共著、『Aladdin Factor(アラジンの要因)』です。実践的な
アイディアと簡単なテクニックを満載したその本には、つぎのサマセット・モームをはじめとする、すばらしい引用も
豊富です。
「人生とはおかしなもので、最高のものだけを望んでいると、最高のものが手に入ることが多い」
9.「仕事人間」から賢い家庭人へ…家庭愛
帰宅する前にリラックスする
ストレスとプレッシャーに満ちた職場での1日を終えると、ほとんどの人は疲れきってしまい、いらだちながら、
元気なく家に帰ります。同僚や顧客に最善をつくしてしまうので、悲しいことに、いちばん愛する人たち―配偶者、
子どもたち、友人には、なにも残されていません。命がけの闘いを終えたばかりの古代ローマの剣闘士よろしく、
お気に入りの安楽椅子へ向かって力なく歩き、落ちつくまでそっとしておいてほしい、と家族にたのむのです。
玄関のドアから家に入る前に十分間かけてリラックスすれば、そういったシナリオが日常生活の一部になること
が避けられるでしょう。職場をあとにして、車で家に帰り、そのままドアからとびこむのではなく、ドライブウェイに車
を停めたまま、車内で2、3分すごすことをお勧めします。そのあいだにリラックスして、これから数時間、家族と
いっしょになにをしたいのかをじっくり考えるのです。
パートナーと子どもたちがいかにあなたを必要としているか、あなたがその気になればいかに多くの楽しみを
与えられるかを、思いだしてください。
もっとリラックスするために、そのあたりをちょっと歩いたり、好きなクラシック音楽を聴いたりしてから、ドアを
あけて家族にあいさつするといいかもしれません。
リラックスする時間をなんとかつくり、回復と充電の機会にあてて、家族にあいさつするときは、家族が望んでいる
あなたになるようにしてください。
10.無目的人生から「実りの人生」へ…目標実現型人生
今日を最期の日のように生きる
著作のための調査をしているとき、奇妙な朝の儀式をおこなっているインドの国王の話を見つけました。
毎朝、起きるとすぐに、彼は音楽と花をそなえて自分の葬儀をするのです。葬儀のあいだじゅう、彼は、
「わたしは心ゆくまで生きた、わたしは心ゆくまで生きた、わたしは心ゆくまで生きた」
と唱えます。
はじめてその話を読んだとき、わたしはその人物の目的が理解できませんでした。そこで、父に教えを請い
ました。
父はこう答えました。
「息子よ、そのマハラジャは、日々自分の死ぬべき運命を意識することによって、1日1日を最期の日であるかの
ように生きているのだ。きわめて賢明な儀式で、時間は砂粒のように手をすり抜けてしまうこと、充実した人生を
生きるのは明日ではなく今日であることを、彼に思いださせているのだ」
人は死ぬべき運命にあるという無常観は、大いなる英知の源です。
死の床にあった古代ギリシアの哲学者、プラトンは、ライフワークである『対話編』を要約してほしいと、友人から
頼まれました。じっくり考えてから、彼はたったふたつの単語で答えたのです。
「死ぬ練習をせよ」
古代の思想家たちは、プラトンの話の要点をべつの表現で述べていることわざを知っていました。
「年老いた者たちの目に前にあるのとおなじように、死は若者の目の前にもあるべきである。よれゆえに、今日が
最後の日で、締めくくりの日で、人生を完結させる日であるかのように、毎日を規則正しく送ったほうがいい」
生前葬をすれば、時間は貴重なものであり、より豊かで、より賢くて、より充実した人生を送るのはいまである、
ということが再認識できます。