| 卓球 勝ちにいくという気持ち 〜それぞれの全日本、石川佳純〜 |
NO.218 |
2007.2.21作成
「卓球レポート」3月号に、平成18年度全日本選手権大会の特集が組まれていました。その記事の中に、
「それぞれの、全日本。」という題で、何人かの選手について書かれていました。優勝した水谷隼や平野早矢香を
はじめとして、田崎俊雄、松下浩二、吉田海偉、岸川聖也、藤井寛子、石川佳純、福原愛。読んでいて、特に
興味を持ったのは、中学生でベスト4に入る大活躍をした石川佳純選手の記事でした。そこで、その記事の一部を
紹介したいと思います。
「それぞれの、全日本。石川佳純」
どんなに強い選手と対戦しても勝ちにいくという気持ちでプレーしました。
13歳11ヵ月の石川は、女子シングルスで史上最年少でのベスト4入りを果たし、注目を集めた。彼女の非凡な
才能は周知の事実とはいえ、今大会での上位進出を予想した人は少なかっただろう。
昨年末に行われた日本代表選考会に参加した石川は、4勝11敗で16選手中13位だった。ところが、その
3週間後、「全日本でいい成績を残したかったので、この3週間は集中して練習しました」という石川が大躍進。
「全日本では、女子シングルスでベスト8に入ることが目標でした。だから、どんなに強い選手と対戦しても勝ちに
いくという気持ちでプレーしました」
5回戦では中国からの帰化選手である河村(十六銀行)と対戦。ゲームオール11対9という大激戦で競り勝ち、
続く6回戦では石垣(秀光中等教育)のカットを攻略。大会前に目標にしていたベスト8進出を決めた。
大会最終日、準々決勝の相手は「これまで1度も勝ったことがない」という樋浦(ミキハウス)だった。石川は、
第1ゲームを先取したものの、その後3ゲームを立て続けに落とした。多くの人が「石川もここまでか」と思った。
しかし、第5ゲームに石川のプレーが進化した。石川は、樋浦の両ハンドドライブに押され続けていたが、この
ゲームからうまく対応し始めたのだ。そして、相手のドライブを的確なブロックとカウンターで打ち返し、何とその後
に3ゲームを連取して逆転勝ちを収めた。
石川は史上最年少記録を打ち立てたこの試合を「勝ちたい試合だったし、絶対に負けたくないという気持ち
でした。だから、1ゲームでも、1点でも多く取るような気持ちでプレーしたのがよかったと思います」と振り返る。
準決勝の藤井(日本生命)戦では、真っ向勝負を挑んだ石川。思い切りのよい攻撃的なプレーで、藤井を
ゲームオール8対4まで追い詰めた。しかし、ここでチャンスボールをミス。試合後「1本のミスで試合の流れが
変わってしまいました。あのボールをきちんと決めていたら、もっと変わっていたと思います」と語るように、この後
に藤井に追いつかれ、ゲームオール10対12で競り負けた。
「全日本でここまで勝ち上がれる機会は少ないと思うので、チャンスを生かしたかったです。私は逆転負けすること
が多いので、その点をしっかり反省しています。そして、この悔しさを今後につなげていきたいと思います」
これから伸び盛りを迎える石川。彼女の活躍が、今後、誌面を賑わせそうだ。