| 卓球 「一流スポーツマンの話」 〜一流になるには(3)〜 |
NO.32 |
99.6.5作成
前回に続き、一流の人の話を集めました。一流スポーツマン”語録”から前半の10項目紹介します。
第1章 一流選手への条件
@練習また練習
人とかわったトレーニングをやりませんでしたが、ほかの人よりもわずかずつでも
多く走っていたようですね。それが3ヶ月、半年、1年とつづいたことが、多少のちがい
でしょうか。 ― 宇佐美彰朗
中学・高校時代とも、休みの日は、体育館に着くのが一番だった。
ああいうのは、非常に満足感をおぼえますね。 ― 木村興治
A”一生懸命”だけでは勝てない(創意工夫)
相手も必死だ。だから、「一生けん命やってる」というだけでは、なかなか勝てない。
そこに創意工夫がないと…。1年中バレーのことを考えてるんですけど、新製品開発と同じで、
実用化できるものは年に2つか3つが精一杯ですね。
”富士山ブロック”とか”フライング・レシーブ”とか。 ― 松平康隆
人がやっているからといって、それをマネしたんでは、どんなに努力しても、
その人以上にはなれない。 ― 大松博文
Bいつもそのことを考えていた
道を歩いていても、(体操の)ポーズをとったり、ターンをしたりした。
動物園へ行けば、猿がパッととびつく動作からヒントを得たり…。
1日中、体操のことを考えていた。 ― 小野喬
たべているときでも、ごはんをよそってもらっている間に、おはしをラケットのように
持って素振りしていたので、両親から「もうこの子はごはんをたべているときでさえ
ピンポンしよるんじゃがなぁ」と、よくいわれたものだった。 ― 松崎キミ代
C一番になりたい…負けん気の強さと高い目標と
長期的な目標としては、やるからには人間として最高のものを求めようと思ったから、
余力があれば、すべて卓球に注いだ。集中した選手生活だったと思う。 ― 荻村伊智朗
Dがまん強さ、ねばり強さ
息をとめて何秒つづくかという競争をして最初1分つづくとする。次はどんなに苦しくても
1分5秒までがまんして息をとめようとする。できたらこんどは1分10秒に挑戦する―
ちょうど、そういう気持ちの毎日だった。スポーツで強くなるには、あらゆることに耐える
ことが大切ではなかろうか。精神的にも肉体的にも、ギリギリまでがまんすることが
自分の限界をのばしてくれるのだと思う。 ― 松崎キミ代
疲れた、とか、苦しい、というので、すぐ投げ出すようじゃダメでしょうね。―宇佐美彰朗
E自分を賭けなくちゃ
やるからには人生を賭けてやる。一瞬もムダにしてはいけない。
前からそういう性格だったけど、ますますそういうふうになった。 ― 荻村伊智朗
F好敵手に恵まれて
荻村選手の日誌には私のことが書いてあったそうだが、私も日誌や手帳に荻村選手に
勝つにはどうしたらよいかメモしていた。シノギをけずる毎日であった。心の中ではり合い、
研究し合っていたことが、ふたりが強くなった大きな原因と思う。 ― 田中利明
第2章 練習効果を高めるためには
G得意を最大限に伸ばせ
”自分のエースは何か”をよく考えて、それを最大限に伸ばす練習が一番大切だと思う。
ぼくは、欠点の多い選手だったが、自分のエース(バッククロスの強打)は誰にも負けない
という絶対の自信をもっていたおかげで活躍できた。
卓球の歴史をみても、個性ある人間が、個性をのばすやり方をしたほうが、
大成している人が多い。 ― 角田啓輔
H弱い相手の”強い部分”と練習
地方にいると、練習相手がなくて困るという人がいるけど、ツッツキだけはうまいとか、
サーブだけはすごいというように、部分的に一流のものをもった人がいるものだ。そういう人
たちの”一流の部分”を相手に練習をすれば、質の高い練習ができるものだ。 ― 佐藤博治
I試合と同じ緊張感で…
高校生は荒い方が将来性があっていい、という人がいますが、無理なボールでもなんでも
かんでも打つのがいいとは言えません。練習のときに、試合で緊張したときのことを考えずに
気らくにその時の気分のままに打ったりしていたのでは、試合になると、打てなくなったり、
打っても入らなくなるんだと思います。「試合になってもこれを打つんだ」と意識して
練習することが大切だと思いますね。 ― 深津尚子