卓球 「一流スポーツマンの話」
 
       〜一流になるには(4)〜
 NO.33 

99.6.6作成

●「一流スポーツマンの話」 卓球レポート編集部

 前回の一流スポーツマン”語録”から後半の残り10項目紹介します。

 第3章 よい試合ができる時
  
J大胆さと慎重さのバランスがとれている時
     よい試合ができるときは、大胆さと慎重さのバランスがうまくとれているときだ。
    慎重になりすぎても、大胆ばっかりに走っても、よい試合はできない。 ― 松崎キミ代

     弱気に出ると、意外と失敗が多いものだ。弱気に出ての失敗は退歩だ。 ― 小野喬

     勝負をいそぐのは、たいてい自信のないときですね。自信がないから、いそぐ。―村上輝夫

  K〈ねばりとあきらめのよさ〉で逆転勝ち
     逆転勝ちが多かったのは、〈ねばり強さとあきらめのよさ〉があったからじゃないかな。
    特に、思いきって考え方を転換できたことが大きかったと思う。ねばり通すだけだったら、
    それほど逆転勝ちができない。 ― 荻村伊智朗

     試合前の最後の5分間は、無念無想ではない。最後の5分間こそ勝負という考えで、
    試合前は納得のゆくまで作戦を考えた。 ― 高橋浩

 第4章 世界一のチームには世界一の球拾いがいる!
  
L試合に出ない者の協力があってこそ…
     選手にはなれず、球拾いで終わった人もいた。だが「私が世界一の球拾いになれば、
    チームが世界一になる」という気持ちでやってくれた。監督と選手、そしてこういう陰の人たち
    との間に、心のつながりがあったからこそ、ああいうチームに育ったのです。 ― 大松博文

 第5章 負けるが勝ち
  
M練習で勝てなかったことが幸いした
     練習で勝てなかったことが幸いした。一番強いと、おうおうにして慢心するが、4人の練習
    仲間のなかで一番弱い。弱いから負ける。負けてくやしいもんだから、いろいろ研究、工夫を
    するし、いつもがんばれた。おかげで、高校3年のときに急に伸びた。 ― 富田芳雄

     勝負には不思議な勝ちというものは、たくさんある。しかし、負けには不思議な負けはない。
    必ず負けるだけの原因が、自分の中にある。負けたときに、相手は自分に何を与えてくれたか
    (敗因)を考え、それを生かすようにしよう、と心がけた。 ― 木村興治

 第6章 不安との戦い
  
N不安で朝まで眠れない日が何度かあった
     〈日本のサイドが弱い。ソ連はここを攻める練習をしているのではないか〉…という不安
    におそわれる。不安だから考える。朝まで眠れない日が何度かあった。このようにして
    生まれたのが”回転レシーブ”であり”木の葉落ちサーブ”である。 ― 大松博文

 第7章 指導者は先見性が大切
  
Oこのままのスタイルで、どこまで伸びるか…
     この選手は、このままのスタイルでどこまで伸びるか。あるいは、やり方を変えれば、
    どこまで伸びるか―それを見抜くことが、コーチの能力では大切と思う。 ― 荻村伊智朗

     指導者はレーダー人間でなければならない。たえずアンテナをはって、指導法についての
    知識を導入したり、選手の心の奥の悩みを読みとったり、ピリピリ感じるようでないと
    いけない。 ― 木村興治

 第8章 大目標の達成には…
  
P長期計画と我慢が大切
     大きな仕事をするときには、長期計画が必要だし、その推進にあたっては我慢が大切だと
    いうことです。目さきの成績にとらわれて、すぐ選手を入れかえたり、成果をあせっては
    いけない。私だって、早く世界征覇できるものなら、8年計画なんていわず早くやりたいけど、
    それを急いだら、成るものも成らない。 ― 松平康隆

 第9章 努力と執念
  
Q執念はふだんの生活から生まれる
     執念はふだんの生活から生まれます。どれだけ質の高い集中した時間を卓球に
    捧げたか…。 ― 荻村伊智朗

     努力して報われなくてもいい、努力したことが尊いんだ、という人もいる。だけど、
    それは本当は、努力を十分していないのではないですか。…努力しない人が報われることは
    絶対ないと思うし、やはり努力すれば、報われると思います。 ― 深津尚子

 第10章 才能がないと思っている人のために
  
Rチャンスはだれにでも必ずくる!
     一生けん命やっていれば、だれにでもチャンスは必ずくる。それを、確実につかむのと
    逃すのとでは、そのときは紙一重であっても、あとには全くちがった境遇が待っている。
    しかし、そのチャンスがいつであるかは、わからない。いまやっている試合がそうであるかも
    しれない。そして二度とこないかもしれない。1つ1つの試合を大切に全力をぶつけてこそ、
    ほんとうにチャンスをものにできるのだと思う。 ― 松崎キミ代

 第11章 たった一人でも…
  
S自分の可能性を信じてくれる人がいたら
     選手というものは、たった一人でもいいから、世の中に自分の可能性を信じてくれる人
    がいると、ものすごい力になると思う。それがコーチであったらどんなにすばらしい
    ことか。 ― 荻村伊智朗  


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