卓球 映画「ピンポン」 
       〜「近代将棋」より〜
 NO.68 

2002.9.17作成

 8月の終わりに、映画「ピンポン」を見てきました。一応、卓球をやっているので、話の種に見ておこうと。

小6の長男も連れて行ったので、退屈な映画だったらどうしようと思っていたのですが、そんな心配も吹っ飛び、

とてもいい映画でした。個性あるキャラクターで飽きさせず、しかもジーンとくる場面も多かったので、私の長男も

ずっと見ていました。原作の漫画は読んでませんが、それでもこの映画はお薦めです。まだの人はぜひ1回

見てほしいと思います。長男も卓球に興味を持ち始めたようで、親としても喜んでいます。

 くわしいことは、「ピンポン」のホームページを見て下さい。

 さて、「近代将棋」10月号の、女流棋士の島井咲緒里さんのエッセイに、「ピンポン」に関することが書かれて

いたので紹介します。


 「ニックネームはペコの巻」     島井咲緒里(女流棋士)

 

 最近周りからは「ペコ」って呼ばれています。
 なぜかって?それは…私の好きな漫画に出てくる登場人物から取ったものです。

 最近ハマったのが、この夏に映画化されて話題になっている「ピンポン」(画・松本大洋、小学館)です。
 舞台は湘南の高校の卓球部。メガネをかけ理知的でクール、才能があるのに「卓球なんて死ぬまでの暇つぶし
だよ」という「スマイル」。
 そんなスマイルの心のヒーローが、幼なじみの「ペコ」。卓球のセンスはズバ抜けていて、夢は「卓球でこの星の
一番になる!」こと。いつもお菓子ばかり食べているからペコ。可愛い。
 そんな二人がインターハイの予選で敗れてしまう。それを機に、ペコは卓球をやめ、ヒーローは去って行く。結局
ペコは卓球に戻り、必死のがんばりの末、次のインターハイ予選で優勝し、海外に渡り世界で活躍する。スマイル
は、選手を引退し子供に卓球を教えるようになる。登場人物の生き様が、みんなカッコイイ!二人の幼なじみで
凡人の「アクマ」は叫ぶ。
「俺は努力したよ!いつも卓球のことだけ考えて生きてきた。なのになぜ勝てない!?」しかしスマイルに「それは
アクマに卓球の才能がないだけだよ」と言われ、卓球から足を洗う。「自分には才能がない」しかしアクマは
「そこから見える景色もある」と言い、新しい道を歩き出す。
 最強卓球軍団と呼ばれる高校のトップ=「負けることが許されない」”ドラゴン”もまたペコに負けて心の自由を
取り戻す。ペコとドラゴンの試合も感動的で「アンタが高く飛ぶ羽を持ってるから、オイラも高く飛べる」とペコは
言う。負けた人間も、成功した人間も、みんな不幸ではない。それぞれが自分の居場所を見つけ、自分の道を
歩いていく。だから『ピンポン』は泣けるし、元気になる。
 一番好きなシーンは、膝を痛め棄権するように説得されるペコが「俺は行くよ。だってスマイルが呼んでる。
あいつはずっと、俺のことを待ってる」と言うところ。本当はずっとスマイルの心の声に気付いていたのに、怖くて
必死で耳を塞いでいたペコ。やっと逃げるのを止め、そして「ヒーロー」は戻ってきた。
 私は、ペコになりたい。なりたいったらなりたいの!と四六時中言ってたら、いつの間にか「ペコ」と呼ばれる
ようになった(じつはむちゃくちゃうれしかったりする)。お菓子好きだしね。もともと卓球もかなり好き。放課後
友達を誘って行っていたので、自分の中でもかなり青春の匂いがする。今年の夏は、湘南に行って卓球しようと、
いまからワクワクしている。

 っとその前に、映画も見なきゃ!おかっぱ頭の「ペコ」を演ずるのは窪塚洋介さん。かなり漫画の中のペコ
そっくり。そして主題歌は大好きな「スーパーカー」♪映画もすっごくおもしろそう&ホロリときそうですよ☆
ちなみに、スマイルは羽生竜王をイメージして描かれたキャラらしいです。みなさんも原作を読んで映画館へGO!


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