| 卓球 40ミリボールで勝てる用具 〜「卓球レポート」より〜 |
NO.88 |
2003.9.5作成
夏休みも終わり、2学期に入りました。私自身、なかなかしっくり来るラケットが見つからず、まだ悩んでいます。
PF4の厚を貼った昔の丸形のラケットに戻したのですが、今一つなんです。
「卓球レポート」9月号に、「40ミリボールで勝てる用具」という記事があったので、関係ある部分を紹介します。
40ミリボールで勝てる用具
卓球ほど用具がプレーに影響するスポーツはないと言っていいだろう。その理由は、卓球があらゆる球技の中で
1番回転に影響されるスポーツだからである。卓球のボールはセルロイドでつくられていて、中が空洞になっている
ために非常に回転のかかりやすい性質を持っている。そのボールの性質によって、より多くの回転をかけるため、
裏ソフトラバーが開発され、その回転を逆手に変化で返すようなツブ高ラバーが生まれた。世界で発売されている
ラバーの数は700種類もあり、それをラバー以上に種類のあるラケットに組み合わせることは、気が遠くなる
ような数の組み合わせにある。
では、世界チャンピオンのシュラガー(オーストリア)をはじめ、トップで活躍している選手たちはどのようにして
ラバーとラケットを選び、それを組み合わせているのだろうか。40ミリボールになり、トップ選手たちはそれまでより
も弾む用具を使うようになっているが、ラバー、ラケットの用具を選ぶときの基準は「自分のプレースタイルに
合った用具」ということを重視している。
この特集では、トップ選手のプレースタイルから見えてくる戦型に合った用具をまとめてみた。用具選びの悩みは
尽きないものだが、それは卓球ならではの楽しさでもあることを付け加えておきたい。
ペンホルダードライブ型の用具
◆蒋澎龍(台湾)
カミソリドライブと快速プッシュを可能にした高反発のラバー&ラケット
シェークハンド攻撃の活躍が目立つ中で、ペンドライブ型として世界のトップを維持している蒋澎龍。変化の
わかりづらいサービスからの3球目ドライブ、切るストップなど多彩な台上レシーブからの4球目ドライブ、目にも
止まらぬ快速プッシュ…ペンならではのプレーに磨きをかけることによって、蒋澎龍はシェークに対抗している。
そんな蒋澎龍が選んだラバーは『ブライス』。発売と同時にそれまでの『スレイバー』から『ブライス』に変えて、
そこからメキメキと頭角を現してきた。コンパクトなスイングながら、『ブライス』の性能をうまく引き出すことに
よって、「世界一速いドライブを打つ選手」と言われている。
ラケットは『蒋澎龍』。木曽檜の目の詰まった部分だけを使った超高級品。非常に反発力があり、一般的なペン
ドライブ用のラケットのブレードよりも横幅を少し狭めた形になっており、ドライブをするときのスイングがより速く
なるように設計されている。ラバー、ラケットとも弾みのあるものを選び、それに『フェア・チャック』を使用。
目の覚めるようなカミソリドライブと快速プッシュは、用具に支えられている部分も大きいと言えよう。
◆金擇洙(韓国)
40ミリボールになり、ラバーの厚さを増し弾む接着剤の使用回数を増やす
信じられないほどのフットワークと1発で仕留める豪快なフォアドライブ。韓国伝統の「ペンドラ卓球」を継承し、
そのダイナミックなプレーで見る者を魅了する金擇洙。
彼が使用するラバーは、ハイテンションラバーが生まれるまで「世界一の破壊力」と言われた『スレイバー』。
ラケットは通常の檜単板よりも1ミリ厚く、その分反発の高い『金擇洙』を使っている。40ミリボールになっても
38ミリボールのときと同じ用具を使っているが、ラバーの厚みを最大限にしたり、『フェア・チャック』を塗る回数を
多くするなどして、弾みを増加させている。
ペンホルダードライブ型・裏面打法の用具
◆韓陽(東京アート) 現在の日本国内でプレーしている選手の中で裏面打法を一番うまく使っている
裏面打法はペンホルダーが勝つための必須。トップ選手は軽くて弾むラバーを選んでいる 現在、中国代表
として国際大会でプレーするペンホルダー選手は、ラケットの裏面に裏ソフトラバーを貼り、裏面での攻撃ができる
選手ばかりだ。裏面からの攻撃のレベルはすさまじいほどの速さで発展し、アジアチャンピオンになった21歳の
王皓は、シェークのバックハンド攻撃を上回るとさえ言われている。ペンの弱点と言われていたバックハンドでの
攻撃は、裏面打法の開発と発展により、今ではペンホルダー選手にとって欠かすことのできない技術となった。
読者の中のペンホルダー選手にも、裏面打法へのチャレンジをお勧めしたい。
裏面打法をするためにはシェークのように2枚のラバーを貼らなくてはいけない。そのためにラバーとラケットを
合わせた重量が重くなってしまうので、裏面打法にチャレンジできないという選手も多いだろう。
中国選手が裏面に貼っているラバーを見ると、王皓は『スレイバー』で、馬琳は『ブライス』。中国製ラバーに
比べて軽くて弾むラバーを選ぶことによって、ラケットが重くならないように工夫しているのだ。
『ブライス』や『カタパルト』というハイテンションラバーならば、スポンジをあまり厚くしなくても十分弾んで、威力の
あるボールが打てる。ラケットが重くなることを懸念して裏面打法に踏み切れなかった選手は、軽くても弾みの良い
ラバーを使って見ると良いだろう。
ペンホルダー表ソフト速攻型の用具
◆野平直孝(日本) 平成12年度全日本選手権大会の男子ダブルスで優勝し、日本の表ソフト速攻型として
トップの位置にいる野平(健勝苑)。表ソフトは『レイストーム』を使い、裏面には
ハイテンションラバーの『サーメット』を使用
スマッシュの威力とスピードを増加させて、裏ソフトにできない攻撃で戦う
40ミリボールになったことによって、表ソフト速攻型は「速さと変化」に加えて「威力」が求められるようになって
いる。
ボールが大きくなると打球スピードが落ちるために、38ミリでは抜けていたスマッシュが40ミリボールでは返球
されるようになってきている。これは表ソフト速攻型の選手に共通した悩みだろう。
40ミリボールになっても、表ソフト速攻型にとっての最大の決定打であるスマッシュの威力を出すためには、
より弾み、スピードと威力の出るラバーを使うのが良いだろう。裏ソフトで反発力の高いハイテンションラバーが
好まれるように、表ソフトでもハイテンションラバーを使って、より威力のあるスマッシュを打つことができれば、
表ソフト速攻型でも十分勝つことができる。
表ソフトのハイテンションラバーとして開発された『レイストーム』は、『ブライス』を生み出したノウハウを駆使して
誕生したラバーだ。スマッシュのスピードと威力の増加はもちろん、相手のドライブを狙い打つカウンタースマッシュ
もやりやすく、ブロックも安定して行える。裏ソフト全盛の現在、表ソフト特有の技術のナックル性ショートでチャンス
をつくり、威力のあるスマッシュに結びつけることができれば、表ソフト速攻型は逆に勝ちやすい戦型と言うことが
できる。同時に、裏面に裏ソフトを貼って裏面攻撃ができれば、より多彩な戦型として勝ちやすくなる。
この記事を参考にして、少し考えてみました。このところ、角丸形のラケットを何本か試してみていたのですが、
これだというラケットに巡り逢えず、結局、元の丸形のラケットに戻しました。ラバーは、粘着性のある中国ラバー
しか使わないので、最初は貼ってあったPF4をそのまま使っていたのですが、「フレンドシップ729 王楠ラバー」
の厚に変えてみようと思います。裏面は、「スレーバー」のウスを貼って、裏面打法にチャレンジしてみますか。
これで、自分らしい卓球ができるといいんですが…。