| 卓球 ルールの確認 〜卓球のルール(2)〜 |
NO.98 |
2004.3.8作成
今回も、「わかりやすい卓球のルール」(鈴木術夫著、成美堂出版)という本からです。わかりやすく卓球の
ルールが書かれているので、ちょっとルールの確認をしてみました。また、公認審判員になるための練習問題も
あったので、少し紹介したいと思います。
ルールの確認
@ラケットと手のつながり
・競技中におけるラケットとは、ラケットそのものとラケットを握っている側の手首から先のことをいう。
・1試合で、選手1名に1本限りラケットを使用できる。
・ラケットが破損して取り替えるとき以外、試合中の練習はできない。
Aサービス
・サービスを出す場合、「最後の瞬間とは、サービスの構えに入り、フリーハンドにボールが静止したときから
サービスを出す連続動作に入るときをいい」、途中で動作を中止しない限り、このときを最後の瞬間と判断
すべきである。
・副審が指名されていない場合、警告は1試合に1回だけであり、その後サービスに疑問を持ったときは
レシーバーのポイントとなる。
・サーバーが明らかに正規のサービスの要件に合致しないサービスを行ったときは、注意ではなく、レシーバー
にポイントを与える。
Bリターン(返球)
・ネットとサポートはネットアセンブリといい、サービスを除いて、それに触れても、あるいはサポートの下を
くぐっても有効打となる。
・リターンのときに、ラケットが選手の手から離れた場合でも、ボールが当たる瞬間に握られていれば、その
リターンは有効となる。
・正しくリターンされても、その後ラケットが手から離れてしまってネットやサポートに触れた場合は、失策と
なる。
Cサービスおよびエンドの交替
・ゲームの最初に行うサービスは、ジャンケンで決める。
・2ゲーム以降エンドをチェンジせずにゲームが進行した場合、間違いを発見した時点でプレーを中断し、
すぐにエンドをチェンジ。
・エンドの誤りを発見する前に終了したゲーム、または得点は、すべて有効となる。
Dレット(ノーカウント)
・レシーバーやパートナーが構えに入らなくても、ボールを打つ動作をした場合、あるいは、そのボールを打って
しまった場合は、レシーブの用意をしていたとみなし、レットにはならない。
・定位置にある観客席、審判員席、照明、隣接コートなどは、固定した障害物であり、これらによる事故の場合
は、不可抗力とは認められない。観衆の騒音も不可抗力とは、認められない。
・汗が付着したボールで相手側選手がサービスを出し、レシーブしようとした選手がボールに付いた汗のため
に正しい返球ができなかったと主審が認めたときなど、選手が止むを得ない事故でエラー(失策)した場合、
レットとなる。
Eポイント
・相手選手または身に付けているものがコートを動かした場合やネットアセンブリに触れた場合、相手選手の
フリーハンドがラリー中にコート上に触れた場合、ポイントが与えられる。
・サービスの構えをしたときにボールを落とした場合でも、サービスの動作を途中でやめたときは失策と
ならない。
・ラケットに規定のラバーを貼っている場合は、ラバー側の柄や角でボールを打ったときも有効。また、ラケット
の使用できない面に接している手の手首から先に当たって返球されたときも有効。
F選手に対するアドバイス
・試合開始前に主審に登録した1名に限り、休息時間や緊急中断時にアドバイスをすることが認められている。
登録していない者がアドバイスをした場合は、退場させられる。
・選手または組は1ゲームごとのゲーム終了後の休息時間に2分以内のアドバイスを受けることができる。
・選手が汗を拭く間、選手が靴ヒモを結び直している間はアドバイスを受けられない。
G反則行為と罰則
・反則行為でとくに目立つものは、規定の休息時間以外に試合中に何らかの形でベンチからアドバイスをする
ことで、審判から警告された後、次にはペナルティを科せられる。
・試合が開始されてから1マッチ終了まで、選手は止むを得ない事態が発生し、審判長が許可した場合を
除いてプレー領域を出ることを禁じられている。
・プレー中にラケットが破損し、プレーを続行できなくなってもプレー領域を出ることができない。選手は
あらかじめ用意された代替えラケットによって、プレーを再開する。代替えのラケットがない場合、プレー領域
内で他の者からラケットを受け取って、ただちにプレーを継続しなければならない。
H審判への抗議
・抗議権は、個人戦では選手または組にあり、団体戦では監督または監督代理にある。
・団体戦では、選手本人に抗議する権利はない。団体戦の場合は監督、または監督不在のときに主将として
指定されている選手に抗議する権利がある。
・抗議された場合、主審はジャッジに対する抗議であれば抗議を却下し、ルール解釈上の問題であれば主審が
ルールを説明する。
I試合開始までの審判の役割
・選手の氏名、所属、ゼッケンの確認、正規のユニフォームか、ラケットの「JTTAA」刻印の有無、メーカー名や
商標のチェック、ラバーがラケット全面に覆われているか、をチェックする。
・ラケットの「JTTAA」のマークや焼き付けが薄れて判別しにくい場合は、審判長に報告し、審判長の承認が
必要である。
・国内試合において、主審は試合前に両選手(または組)に対し、ジャンケンさせ、サービス、レシーブ、エンド
の選択をさせる。
公認審判員になるための練習問題
次の問題で正しいものには○、誤っているものには×をつけなさい。
Q1.用具関係の問題
ラケットの「JTTAA」の刻印が薄くなって判別できないため、主審は使用を許可しなかった。
Q2.プレー中の問題1
サービスされたボールが相手コートにワンバウンドしたときに、主審は正しいサービスと判断したので、双方
の選手がレットと声を出したがレットにしなかった。
Q3.プレー中の問題2
ボールがプレー中に破損したが、主審がストップ(レット)をコールしないため、選手が勝手にボールを取って
しまった。主審は、これをレットとした。
次の問題に答えなさい。
Q4.審判に関する問題1
5ゲームスマッチの休息時間は、各ゲームの間は1分間であるが、休息できる場所はどこか?次の中から
1つを選びなさい。
1.休憩室 2.プレー領域内 3.プレー領域の外側3m以内
4.主審が監視できる位置ならどこでもよい 5.選手の希望する場所
Q5.審判に関する問題2
試合中、他領コートからボールがプレー領域に入ってきた。主審が試合を中断するのはいつか?次の中から
1つ選びなさい。
1.プレー中の選手の前にボールが転がってきた
2.一方の選手が返球に失敗した瞬間、他のボールが転がってきた
3.プレー中の両選手に支障はなかったが、プレー領域をボールが横切ったとき
4.プレー中の選手に転がってきたボールが触れたとき
5.プレー中の選手がタイムをかけたとき
Q6.審判に関する問題3
主審は競技開始前にどのような用語を宣言するか、5つあげなさい。
答え
A1.× 「JTTAA」の刻印が判別しにくいときは、審判長の許可があれば使用できる。
A2.○ 双方の選手がはっきりネットインと認めたときは、ジャッジは主審の権限であるがレットにしてよい。
しかし、当然そのままにしてもよい。
A3.○ ボールが明らかに破損している場合、選手が勝手にボールを取っても主審がレットを認めているので、
レットとなる。
A4. 3.プレー領域の外側3m以内
A5. 1.プレー中の選手の前にボールが転がってきた(タイムのタイミングは主審の判断でよいが、プレーに
支障がない場合はそのときの状況に応じて慎重に判断することが望ましい)
A6. タイム、ストップ、ファーストゲーム、○○サービス、ラブオール