| 将棋 羽生特別認定問題(2) 〜五段認定〜 |
NO.1053 |
2003.10.22作成
前回に続き、「将棋世界」9月号の「羽生竜王・名人就位記念特別認定問題」からです。その後半の問題です。
特別認定問題
【第21問】 25点 (図は△6八とまで) 【第22問】 25点 (図は△3六馬まで)

A4二金 B1三飛成り C1二飛成 A5三歩成 B3四飛 C3一飛
【第23問】 25点 (図は△4四歩まで) 【第24問】 25点 (図は△8一香まで)

A7三歩 B5六角 C8二歩 A8三桂成 B4四歩 C6三桂成
【第25問】 40点 (図は△7一桂まで) 【第26問】 30点 (図は△9三同飛まで)

一手記入 一手記入
ヒント.後手陣の弱点
【第27問】 30点 (図は△1二玉まで) 【第28問】 30点 (図は△4五銀まで)

一手記入 一手記入
ヒント.勝ち切る ヒント.攻防を読む
【第29問】 30点 (図は△6七金まで) 【第30問】 30点 (出題ミス)
一手記入
ヒント.受け方
【第31問】 40点 (図は△6四角まで) 【第32問】 40点 (図は△6九銀まで)

一手記入 一手記入
【第33問】 40点 (図は△4八銀まで) 【第34問】 50点 (図は△2九角まで)

一手記入 一手記入
【第35問】 50点 (図は△9三同香まで) 【第36問】 60点 (図は△7七角成まで)

三手記入 一手記入
解答
第21問 正解B ▲1三飛成
B▲1三飛成が一手勝ちを読み切った妙手です。この手に対して△同歩は▲1二銀△同香▲1一金△同玉
▲3二角成で必至が掛かります。また▲1三飛成に△2三銀は▲3二角成△同玉▲2一銀△4二玉▲6三金
として先手勝ち筋です。
第22問 正解A ▲5三歩成
A▲5三歩成の成り捨てが好手です。後手は△同金と取りますが、続く▲6二歩が狙いの一手で△同金は
▲3一飛、△同玉は▲3二飛でいずれも王手馬取りが掛かります。
第23問 正解A ▲7三歩
A▲7三歩の焦点の歩が好手です。この手に対して△同玉は▲8五歩と銀を殺して良く△同銀は▲5六角の
飛車取りと、角成を見て優勢。また△同桂は▲7四歩があります。従って△8二玉ですが、続く▲6一角が
狙いで△4二金左と受けても▲8四飛△同歩▲7四銀が厳しい寄せで△同銀は▲7二歩成△9二玉
▲6二角成として先手勝ちになります。
第24問 正解B ▲4四歩
B▲4四歩が手筋の好手です。この手に対して△同銀は▲5四金と手順に出て先手勝勢です。また△同金は
▲5五金が狙いの手で△同歩や△同馬は▲6三飛成以下勝ちなので△5三金と受けますが▲4四金△同銀
▲6三桂成△同金▲8四角△同香▲6一銀以下、先手勝勢となります。
第25問 正解 ▲7二銀
▲7二銀が後手陣の弱点を突く鋭い一手です。後手は△同飛と取りますが、続く▲6一銀が厳しく先手優勢
です。
第26問 正解 ▲7一角
▲7一角が後手陣の隙を突く鋭い一手です。後手は△同金の一手ですが▲5一飛と王手金取りを掛け
△2二玉▲7一飛成となって先手優勢です。
第27問 正解 ▲1一金
▲1一金が唯一の勝ち方です。△同玉の一手に、続く▲4一飛が好手で△1二玉は▲3一角成△1四竜
▲2一馬迄の即詰みで勝ちです。
第28問 正解 ▲3四銀
▲3四銀が決め手です。対して△同金なら▲4二飛で必至。△同銀は▲同馬と取り△同金なら▲2二金
△同金▲同銀成△同玉▲3二金△同玉▲4三銀以下の詰みがあります。また▲3四同馬の時△7九銀
▲9八玉△7八竜▲同馬△8六桂打▲同金△同桂▲8七玉△7八桂成と迫ってく手にも▲2二金以下の詰み
が生じ先手勝ちです。
第29問 正解 ▲6九角
▲6九角がうまい受けの好手です。この手に対して△同竜は▲6七金と金を取った手が詰めろになり、
先手玉は詰まないので勝ちになります。
第30問 全員正解
第31問 正解 ▲5七銀
▲5七銀が詰めろ逃れの詰めろの妙手です。この手に対して△同歩成は▲3三桂左成以下詰みです。
▲5七銀に△4三歩の受けは▲2二金とし△3一銀の受けに▲6二金として寄り筋です。以下△2二銀は
▲5一金△同玉▲6二金△4一玉▲5二金△同玉▲5三桂成△同玉▲5五竜以下の詰みがあり勝ちです。
また△4四歩の受けには▲2二金△4三銀▲3一金打△5二玉▲5五竜以下先手勝ちです。
第32問 正解 ▲6八金右
▲6八金右が絶妙の受けです。この手に対して△同歩成は▲2四香が狙いの一手で以下△7八銀成は
▲同角成が逆王手になり先手勝ちになります。また△同歩成としないで△4八飛は▲6九金が詰めろになり
先手勝ち。△7八銀成も▲同金で詰めろが掛かり勝ちです。
第33問 正解 ▲3八香
▲3八香が一手を稼ぐうまい手です。この手に対して後手は詰めろが続かず、また適当な受けも無く先手の
一手勝ちになります。
第34問 正解 ▲3八歩
▲3八歩が後手の角成の位置を変える好手です。この手に対して△同角成は▲4五飛が狙いの捌きで
(直ぐに▲4五飛は△同桂▲2九馬に△4九飛の王手馬取りがあります)以下△同桂▲3八馬となって、先手
が十分です。
第35問 正解 ▲5七馬△同角成▲8三歩不成
▲5七馬△同角成▲8三歩不成が先手勝ちにする好手順です。▲5七馬と一歩を手に入れ△同馬に
▲8三歩不成が打ち歩詰め打開の詰めろになります。以下△7三銀の受けには▲同飛成△同桂▲8二銀
△9二玉▲7三銀成と攻めて先手勝ちになります。また▲5七馬に△同角成とせず△7八歩成の詰めろには
▲6六馬が詰めろ逃れの詰めろになり、先手勝ちです。
第36問 正解 ▲8八金
▲8八金が正確な受けです。この手に対して△4九飛成は▲5九桂(▲7七金は△6九竜で負け)と受け
△同竜▲同金引(▲同金寄は△8八馬以下詰み)△8八馬▲同玉△7七銀▲同玉△6五桂▲6八玉となり、
ここで△5七角や△3五角があります。△5七角は▲5八玉△3五角成と迫る手が詰めろ成銀取りですが、
▲8二飛が狙いの一手で△同玉は▲7一角△9二玉▲9三銀△同桂▲8二角成以下詰みなので△9三玉
ですが▲6六角△8四金▲7二飛成として先手勝ちです。また△3五角成で△3九角成は▲6八金直として
受かります。△3五角は▲4六銀△5七金▲7九玉に△6二角と成銀を取りますが▲7一銀が▲9三飛以下
の詰めろで先手の勝ち筋です。また△6二角で△7七桂成の詰めろには▲8二飛△9三玉▲6六角で先手
勝ちです。最初に戻って▲8八金に△3三角打とする手には▲7七金(▲6六桂は△4九飛成で先手負け)
△同角成▲8八角で凌げます。
ところで、認定試験の結果が戻ってきました。今回、「五段」と認定されたようです。これで五段の認定証は、
「週刊将棋」、「将棋世界」に続き3回目です。五段の実力があると自信を持っていいんでしょうか。
