| 将棋 「プロ脳」A 〜谷川浩司編〜 |
NO.1382 |
2006.5.15作成
前回の続きで、「プロ脳」(児玉光雄著)という本からです。その中に、将棋のプロ棋士のことが書かれており、
今回は谷川浩司九段のページを紹介したいと思います。
第5章 逆転の発想
谷川浩司棋士
「将棋は、指し手の可能性は非常に多く、その全部の先を読むのは時間の制限もあり、とてもできない。私の
場合、まず、100通りある指し手の中の90パーセント以上の手は読まないで捨ててしまう。三十数年の蓄積と
経験から、不要な手が瞬間的にわかり、同時に、直感によって、3通りから5通りぐらいの手が頭に閃くのである」
90パーセント以上の指し手は捨て瞬時に閃く直感に頼る
谷川は第一感を頼りに不必要な手を捨てていく。大抵の場合それが正しい。逆に熟考すればするほど迷いが
出る。結局悪手を指すハメにおちいり、負けにつながってしまう。
谷川が興味ある話をしている。
「もしも3本の木が目の前にあってその葉の1枚1枚を指し手とすると、若いころは全部の葉っぱを1枚1枚調べ
ようといていた。ところが、いまはまず1本の木に絞りその木の中の1本の枝を選択し、その枝の葉っぱの中に
正しい指し手を見出す」
日常生活の中でも、考えようによっては直感を働かせる機会は驚くほど多いはずだ。
例えば書店は直感を鍛える格好の場所。自分の欲しい本に5分以内に行き着こう。レジの店員さんに聞くのでは
なく自分の直感を頼りに探してみる。おびただしい量の本の中からタイトルをサーッと斜め読みして絞り込んで
いく。それだけで簡単に直感は磨かれる。
あるいは、初めて行ったスーパーなら売り場をサーッと見渡して欲しい商品がどこにあるか、自分がその
スーパーの店長になったつもりで直感を働かしてみよう。あるいは、レジに並ぶときにも、どの列に並んだらいいか
を直感を働かして瞬時に決断しよう。
日常でも直感を働かせる習慣を組み込めば、簡単にあなたを勘の良い人間に変えてくれる。
日常生活の中で直感を徹底的に鍛えよう。