将棋 金沢将棋集大成 鉄壁の三戦法D
                〜定跡のソフト(7)〜  
 NO.1391 

2006.6.1作成

 前回に続き、四間飛車の定跡のある将棋ソフトの「金沢将棋集大成 鉄壁の三戦法」からです。定跡の勉強の

ために、17の対四間飛車急戦と17の藤井システムの計34の定跡を1つ1つ見ていき、実戦に現れそうな局面

からはコンピュータと継続対局をしていこうと思います。


[11]対四間飛車鷺宮定跡6四歩、3八飛車

 鷺宮定跡とは、振飛車側が4三銀とせず、3二銀と待機した場合に5七銀左から、3八飛車と回り攻める定跡
です。後手、6四歩を見た時点で先手が3八飛と回り、4三銀、3五歩の手順で進みます。

分岐1
×△4三銀
  ▲3五歩△同歩▲4六銀△4五歩▲3三角成△同桂▲3五銀△2五桂
  ▲3四歩△3二飛▲3三角△2七角▲2八飛△3六角成
  ▲2六銀…先手有利。

×△4五歩
  ▲3三角成△同銀▲3一角△6五歩▲7七桂△4四角▲3九飛
  △2二銀▲4二角成△同金…先手有利。   

[12]対四間飛車鷺宮定跡1二香、3五歩

 対四間飛車鷺宮定跡6四歩、3八飛車の手順中、後手側が、6四歩とせず、1二香に対し先手が3五歩と攻める
手順。

分岐1
○△3二飛
  ▲3五銀△4五歩▲3三角成△同飛▲3四歩△3二飛▲2四歩△同歩
    @▲2八飛
      ○△5三角(強烈な反撃)
        ▲2四銀△2七歩▲同飛△2六歩▲3七飛△3四飛▲同飛
        △同銀▲3二飛△4三銀▲1二飛成…形勢互角。→第17局

      ×△3四銀(悪手)
        ▲同銀△同飛▲2三角…先手有利。

    A▲2三角(疑問手)
      △6四角▲3二角成△同銀▲2二飛△3一歩…後手有利。

○△4五歩
  ▲3三角成△同桂▲3五銀△2五桂▲3四歩△3二飛
    @▲6六角
      △4二金▲2八飛△2四歩▲同銀△3四銀▲3五歩△6四角
      ▲2六飛△2三歩▲3四歩△2四歩
      ▲3三銀…形勢互角。

    A▲3六飛
      △2八角▲2六飛△1九飛成▲2五飛△2四香▲同銀△2四歩
      ▲同飛△3四飛▲同飛△3四銀…形勢互角。→第18局

[13]対四間飛車鷺宮定跡1二香、3八飛車

 対四間飛車鷺宮定跡6四歩、3八飛車の手順中、後手が、6四歩とせず、1二香と待った場合、先手は3八飛と
回る手順。

分岐1
○△4五歩
  ▲6五歩△4四銀▲6六銀△8四歩▲5七銀上△8三銀▲6七金右
  △7二金…形勢互角。持久戦模様→第19局

○△6四歩(先手に6五歩と位をとらせないため)
  ▲3五歩△同歩▲4六銀△4五歩▲3五銀△3四歩▲同銀△同銀
  ▲同飛△4六歩▲5七銀打→分岐2へ

分岐2
×△6五歩
  ▲同歩△3二飛▲6六銀△4五銀▲3五飛△5六銀▲4六歩
  △6七歩▲6九金引…次に5七歩のある先手有利。

○△4五銀
  ▲3五飛△4七歩成▲同銀△3四歩▲3九飛△5五歩▲同歩
  △同角▲3七桂△4六歩▲3八銀△3六銀
  ▲4八歩…互角の形勢。

○△5五歩(振飛車最高の反撃これで、先手苦戦模様)
  ▲同歩△4五銀▲3五飛△5五角
    @▲5六歩
      △4七歩成▲5五歩△5八と▲同金△5六歩…後手有利。

    A▲3七桂
      ○△4七歩成
        ▲同金△4六歩▲5六金△同銀▲同銀…形勢不明。

      ○△5六歩(振飛車の最善の反撃、先手苦戦模様)
        ▲4六銀△同銀▲同歩△同角▲3一飛成
        △5七銀…後手有利。→第20局

  第17局  先手 金沢将棋レベル1 ― 後手 佐藤  104手にて後手の勝ち

  第18局  先手 金沢将棋レベル2 ― 後手 佐藤  114手にて後手の勝ち

  第19局  先手 金沢将棋レベル4 ― 後手 佐藤  138手にて後手の勝ち

  第20局  先手 金沢将棋レベル4 ― 後手 佐藤  106手にて後手の勝ち


金沢将棋集大成鉄壁の三戦法 第20局     先手 金沢将棋レベル4   後手 佐藤 


   ホームへ戻る    次号へ進む