将棋 「プロフェッショナル」@
            〜仕事の流儀7・棋士〜
 NO.1438 

2006.12.30作成

 インターネットのAmazonで、「プロフェッショナル 仕事の流儀7」(茂木健一郎編)という本を見つけました。

NHK総合テレビで、毎週木曜日に放送している番組を編集した本で、羽生善治三冠にインタビューした「棋士」と

いう内容が入っているシリーズがあったので、早速買って読んでみました。

『直感は経験で磨く 棋士・羽生善治』―その中から、羽生の言葉を少し紹介したいと思います。


10代の自分と今の自分の違いは―

 羽生 「10代のときは、怖いもの知らず。今は迷いや恐れが出てくるようになった」

対局前に何を考えて歩くのか―

 羽生 「何も考えていないんですよ。少なくとも、将棋のことは絶対に考えていませんね」

対局で消費するエネルギー―

 羽生 「終盤になって時間に追われ出すと、自分でもエネルギーを使っているという感じがします」

「震える指」の理由―

 羽生 「自分が勝ちだと思っていたけれど、微差の有利さで、どの手を選ぶべきかなかなか確信が
     持てなかった」

オフの過ごし方―

 羽生 「ぼんやりしていることが本当に多いですね。ただただ休むという感じです」

「大局観」とは何か―

 羽生 「多くの手を読みきるというよりも、いかに手を捨てられるかということ」

対局の流れをどこまで見通せるか―

 羽生 「10手先になると、ほとんど予想できません。予想しなかったことが起こり、そこでまた考える」

フリースタイルの理由―

 羽生 「時代の流れによって将棋が変われば、そこに自分のスタイルに合わせていくのが正しい姿だと思う」

「直感」とは何か―

 羽生 「直感とは、今まで自分が積み重ねてきたものの中から、迷いなく浮かび上がってくるもの」

集中力をいかにして高めるか―

 羽生 「大切なのは無理をしないこと。でも外からのプレッシャーが大事な役割を果たすことも、また事実」

七冠を獲得して―

 羽生 「漠然と、『この先どうなるのだろう』という気持ちになっていました」

勝てない時期に考えたこと―

 羽生 「力があればまた取り返すこともあり得ると思っていたので、それほど動揺はなかったんです」

日々の積み重ねの大切さ―

 羽生 「最近は、昔学んだことは本当に役に立たない。積み重ねていった、上積みの部分がすごく大事」

長く続けるために必要なこと―

 羽生 「続けるために必要なのは、何かを発見する楽しさ。自発的であることはすごく大事です」

将棋と人生に共通点はあるか―

 羽生 「あまり似ていないかなという感じがしますが、因果応報的な部分は、非常に似ていると思います」

将棋の魅力とは―

 羽生 「『力を出しきった』と感じられること。全力でやっていても、なかなかないんです」

プロフェッショナルとは―

 羽生 「揺るぎない人。変わらないというか、核があるというか、信念があるというか、誇りがあるというか。つまり
     本当に大事にしているものを守りつづけている、信じつづけているということ」  


   ホームへ戻る    次号へ進む