| 将棋 「プロフェッショナル」A 〜仕事の流儀7 カーデザイナー・料理人〜 |
NO.1439 |
2006.12.31作成
前回の続きで、「プロフェッショナル 仕事の流儀7」(茂木健一郎編)という本からです。この本は、「棋士」の他に
「カーデザイナー」と「料理人」の3つの内容が入っているシリーズで、他の分野のプロフェッショナルについても
大変勉強になりました。『新しいものは「衝突」から生まれる カーデザイナー・奥山清行』と、
『変える勇気 変えない勇気 料理人・徳岡邦夫』の2つから、プロの言葉を少し紹介したいと思います。
自らを「猛獣使い」にたとえる真意―
奥山 「日本人は草食動物。肉食の猛獣たちの中に入るために、仮面をつけ、虚勢を張りまくっていました」
複数の言語を使い分けるということ―
奥山 「英語で話すときは英語で、日本語のときは日本語で考える。同じ人間でも思考回路が違うんです」
デザインの仕事における言葉の重要性―
奥山 「デザインでは、コミュニケーションが仕事全体の3分の2を占めていると思う」
自分の実力をいかに認めさせるか―
奥山 「過去の実績や肩書きだけでは、相手は納得しない。折に触れ、『自分のすごさ』を見せつける必要が
あります」
「日本の魂」を持ちつづける理由―
奥山 「根本の部分は、子どものころから何も変わっていません。もう、変わりようがないという気がしますね」
管理職としての分岐点―
奥山 「ものを残さないと自分たちのクビが飛ぶことを学んだ。管理職だからといって格好つけては
いられません」
手描きとコンピュータとの違い―
奥山 「手を使うと、思った以上のところに導いてくれる。そういう偶発性を大事にしています」
創造に「衝突」が必要なのはなぜか―
奥山 「買ってくれる相手のことを理解するには、デザイナー同士が言葉を交わして確かめ合う必要がある」
部下に任せることに不安はないか―
奥山 「自分でやってしまおうと思うことはありますが、絶対に勝つ自信がなければ、やるわけにはいきません」
「美しくないものは罪」とは―
奥山 「ものをつくるという行為には、ある種の破壊行為がともなう。だから、醜いものをつくることは犯罪行為だ
と思う」
ジャパンバッシングをいかに耐えたか―
奥山 「今までの人生で一番苦しかった時期。でも、ほかの人と違うということは、ある意味有利なんです」
デザインの重要性とは―
奥山 「必ずしもなくていいものだからこそ、真剣につくらないと、買う人や使う人に通じない」
名車エンツォフェラーリへのこだわり―
奥山 「徹底して機能を追求した結果生まれた美しさ。こだわった部分は、山ほどあります」
ものづくりで一番大切なことは―
奥山 「常に準備を怠らない。そうしないと、いざチャンスがきても対応できません」
人を惹きつけるものをつくるには―
奥山 「見た目の奥に深いものが潜んでいる。『これには何かあるな』という雰囲気は絶対に通じる」
日本人が世界で活躍するには―
奥山 「コミュニケーションをとること。そして、1日に20個、恥をかくこと」
プロフェッショナルとは―
奥山 「今日のためじゃなくて、本当に明日のために仕事ができる人。自分のためじゃなくて、人のために仕事が
できる人。だから、『明日の人』のために仕事ができる人だと思うんです」
無茶な注文も受け入れる理由―
徳岡 「お客様はいろいろおっしゃいます。普通の値段ではないので、ご要望は当然あるでしょうね」
客室の偵察はいつものこと?―
徳岡 「また来ていただかなければならないので、食べてどう感じられたかを確認したいんですね」
感動の涙を呼び起こすために―
徳岡 「日常とは異なる空間やサービス、料理、さらには時間の流れといったものを演出しています」
料理に注ぐ思い―
徳岡 「人に何かを伝えたいし、人から何かを受け止めたい。その媒体が料理だというだけかもしれませんね」
新しい味を追求する理由とは―
徳岡 「保守的なものより、もっと楽しいほうが僕は好きだという、ただそれだけなんですよ」
どうやって能力を高めるか―
徳岡 「脳を102パーセント使う。1〜2パーセント程度の無理だったら、あえてそこまでしてみる」
伝統と革新のバランスをいかにとるか―
徳岡 「人と人との関係を大切にすること。その核心だけは絶対に変えてはいけないと思っているんです」
窮地を脱出するために考えたこと―
徳岡 「みんなで話をしながらつくり上げていく。それによって、やりがいも生まれるし、結果に結びつく」
仕事を辞めようと考えたことはあるか―
徳岡 「簡単に辞められる程度にしか仕事と向き合っていなかったと気づいて、辞めるのをやめた」
変える勇気を持てた理由―
徳岡 「変えることが怖いというよりも、それ以上に切羽詰まっていた。だから、思いついたことは全部
やりました」
究極の料理とは―
徳岡 「具体的なレシピではなく、人がともに生きつづけるために必要なものを提案したい」
料理は何のために存在するのか―
徳岡 「料理とは、その人の生き方が形になったもの。そんな気がします」
プロフェッショナルとは―
徳岡 「プロフェッショナルだから、結果を出さないとダメですね。まず、結果を出すために、結果を出すまで
諦めない人」