将棋 東大将棋四間飛車道場C
              〜定跡のソフト(16)〜  
 NO.1464 

2007.4.9作成

 前回の続きで、四間飛車の定跡のある将棋ソフトの「東大将棋 四間飛車道場」からです。定跡の勉強のために、34の四間美濃、

15の四間穴熊の定跡の計49の定跡を1つ1つ見ていき、平行して、四間飛車道場でコンピュータと対局して、定跡講座と関係のある25の局面を

クリアしていこうと思います。なお、棋譜は、上級のレベルの対局を載せておきます。


「定跡講座」

  [4]  ▲4五歩早仕掛け 対 △5三銀型四間

  [5]  ▲4五歩早仕掛け 対 △4五同銀型四間

  [6]  ▲4五歩早仕掛け 対 △2四同角型四間

  [7]  ▲米長流4五歩 対 △四間美濃

  [8]  ▲6八金型4五歩 対 △四間美濃

分岐1
○△7四歩
  ▲3七桂
    @△6三金
      ▲2四歩△同歩▲4四歩△同銀▲4五歩→分岐2へ

    A△7三桂(△6五桂のねらいを残す。囲いは薄くなる。)
      @▲2四歩(定跡の仕掛け。)
        @△2四同歩
          ▲4四歩△同銀▲4五歩
            ○△5三銀(6三金型との違いに注意。)
              ▲3三角成△同桂▲2四飛△4五桂▲同桂
              △同飛…△8四桂から△6五桂の筋が相当だが、先手からの▲8六桂も厳しく
                    なっている。

            ×△4五同銀(△5三銀との比較は微妙。)
              @▲3三角成(有力。)
                △同桂▲8八角△4三飛
                  @▲4五桂(形の違いに着目。)
                    △同桂▲4六銀(後手の狙い△6五桂が甘くなっており、先手有望か。)
                    △8四桂▲1一角成…手順に成り込んで先手良し。

                  A▲2四飛…後手からの反撃の味が多く、4三飛も横に広いので、先手大変。

              A▲4五同桂
                ○△8八角成
                  ▲同玉△4五飛▲3二角△3三桂▲5四角成△6三金
                    @▲3二馬(このぐらいのところか。)
                      △4四角
                        @▲6六歩(正着。)
                          △6五桂…後手好調そうだが、意外に攻め切るのも大変。
                                 難解な将棋。

                        A▲5五銀(大悪手。)
                          △同飛▲同歩△同角…先手敗勢。

                    A▲4五角成(手順に桂を働かせてしまう。)
                      △同桂▲4六銀△5七歩…先手大変。 

                ×△4五同飛
                  ▲3三角成△同桂▲2四飛△6五桂
                    @▲4六歩(絶対手。)
                      ×△2五飛
                        ▲同飛△同桂
                          @▲6六銀
                            △4七歩▲5九銀△3七桂成
                            ▲2一飛(攻めこんではいるが、後手陣は薄い。)
                            △4九飛(△3八飛もある。)
                            ▲6五銀△同歩▲6四桂…一手違い。

                          A▲2一飛(攻め急ぎ。)
                            △4七歩…先手困る。

                      ×△5七桂成(局面が単純化。後手得策でない。)
                        ▲同銀△2五飛…後手は玉の薄さを突かれそう。 

                    A▲6六銀(この形では悪手。)
                      △1五角▲2一飛成△4八角成▲同金△同飛成▲2六角△8八金
                      ▲同玉△6八龍▲7八銀(金でも同じ。)
                      △7九銀▲9七玉△7八龍…先手受けなし。後手に詰みはない。

        A△2四同角…一局の将棋。

      A▲1六歩(手待ち。)
        △6五桂
          @▲6六銀(普通の手。)
            △6三金▲4七銀△4一飛…先手悪くはないが、急戦の狙いは封じられる。

          A▲4六銀(▲6六歩を残す意味だが。)
            △4五歩(後手好調。)
            ▲3三角成△同桂▲4五桂△同桂…先手不利。

×△6三金
  ▲3五歩(新しい仕掛け方。)
  △同歩▲4四歩
    ×△3四銀
      ▲2四歩△同歩▲4三歩成△8八角成▲同玉
        ×△4三銀(5二金型ならここで△4三金。したがってこの仕掛けはない。)
          @▲4四歩
            △3三角▲7七角△4四銀…後手十分。

          A▲7七角
            △5五歩(本手。)
              @▲5五同角(最善の応酬。)
                ×△4四銀
                  ▲7七角△5五歩▲2四飛△2二歩▲4三歩…先手優勢。

                ×△4四歩
                  ▲2四飛…先手良し。                  

              A▲2四飛
                △2二歩
                  @▲2三歩
                    △3三角…先手大変。

                  A▲5五角
                    △5四銀…先手大変。

        ×△4三飛
          ▲3二角…先手良し。

    ×△4四同角
      ▲同角△同銀▲2四歩…先手良し。

分岐2
○△5三銀(6三金型では厚みを生かす意味で有力。)
  ▲3三角成△同桂▲2四飛△4五桂▲同桂△同飛
    @▲2一飛成(単に成り込む。)
      ○△6五歩(急所の位。)
        ▲4六歩△4三飛
          @▲3二角(先手の有力な手段。)
            △4二飛▲4一角成△同飛▲同龍△5二角▲2一龍△6四桂…先手にとって嫌みな形。

          A▲4五桂(攻めの手がかりを作る。)
            ○△6四銀(好形に組む。)
              ▲3五歩(▲1六角の筋が狙い。)
                ○△8四桂
                  ▲3四歩△7六桂▲3三歩成
                  △4四飛…▲1六角も厳しいが、先手陣も気持ちが悪い。微妙な形勢。

                ×△3五同歩(利かされ。)
                  ▲3四角…先手良し。

                ×△4四歩(悪手。)
                  ▲3二龍…先手良し。

            ×△4四銀…重い形。

          B▲3五歩(手順前後。)
            △6四桂▲4五桂△7六桂…先手の攻めが遅れている。

      ×△4六桂(ひとつの攻め筋だが。)
        ▲4七金△3八桂成▲4六歩△4三飛▲1六角△4八成桂
        ▲同金…次の▲3四角が受けにくい。先手有利。

    A▲4六歩(手順前後。)
      △4一飛▲2三飛成△6五歩(陣形を生かす好手。)
        @▲4五桂
          △6二銀▲3三桂成△6四桂…後手十分。

        A▲8六桂(部分的には筋だが。)
          △6四桂▲7四桂△同金▲5三龍△4四角…先手不利。

×△4五同銀(後手の分岐点。)
  @▲3三角成(角交換から▲8八角の自陣角に期待。)
    △同桂▲8八角
      ×△4三飛(△5五歩を入れるかどうかは微妙。)
        @▲2四飛
          △4七歩▲同銀△1五角
            @▲2二飛成(当然そうだが。)
              △3七角成▲4六歩△3六銀▲同銀△同馬▲3三角成△同飛▲同龍
              △8四桂…厳しい手で先手不利。

            A▲4四歩(この歩が利くかがポイント。)
              ×△5三飛(6三金型なので、逃げるならここしかない。)
                ▲2七飛△2六歩▲2九飛△4六歩
                ▲4五桂(この桂跳ねが飛車取りになるのが大きい。)
                  ×△4五同桂(取り返す手もありそうだが。)
                    ▲4六銀左△2三飛▲1六歩△5一角▲4五銀△2七歩成
                    ▲3四銀(先手好調。)
                    △2四飛▲4三歩成△3四飛▲2七飛…先手良し。

                  ×△4七歩成
                    ▲5三桂不成
                      ×△5三同金
                        ▲4七金△3八銀▲4三歩成△同金
                        ▲4一飛…先に駒得した先手が指せる。

                      ×△5七と(取り合う。)
                        ▲6一桂成…先手良し。

              ×△2四角(飛車の取り合いから、ぎりぎりの勝負に突入する。)
                ▲4三歩成△4六歩▲3八銀△3九飛▲4八金
                  ×△5五歩(手筋。)
                    @▲5五同角(ほぼ必然。)
                      △5六銀▲同銀△4七歩成▲同銀上△8九飛成▲同玉
                      △6八角成(後手、捨て身の猛攻。)
                      ▲7八飛△6九金▲5八金△7八馬▲同玉△7九飛▲8八玉△5七歩
                      ▲5九金△8四桂▲7七銀…先手ぎりぎり残しているか。

                    A▲5五同歩(疑問。)
                      △5六歩…先手不利。

                    B▲5二と(▲2二飛の狙い。)
                      △同金▲2二飛△5六歩…先手不利の攻め合い。

                  ×△3六銀(方向違い。)
                    ▲5二と△同金▲2二飛…先手良し。

        A▲4五桂(ここで取る手もある。)
          △同桂▲4六銀(攻め合い必至の順。)
          △5五歩
            @▲5五同角(後手の注文にはまる。)
              △5七歩▲4七金△8四桂…先手大変な局面。

            A▲2四飛(6八金型の強み。△5六歩とこられてもあまりこたえない。)
              ×△5六歩(本格的に攻め合いへ。)
                ▲4四歩△5七歩成
                  @▲5七同銀上
                    △同桂成▲同銀△5三飛▲5五桂…ぴったりの手で先手良し。

                  A▲4三歩成(取り合うのも考えられるが。)
                    △5八と▲同金△5七歩…後手のうるさい攻めが続く。先手不利。

              ×△5四桂(有力な手だが。)
                ▲4七歩(受けの好手。)
                △4六桂▲同歩△3七桂成▲同銀△1五角▲2一飛成△3七角成
                ▲4七桂…難解ながら、先手も戦える。

      ×△5五歩(手筋の突き捨て。しかし、角を好所にさばかせるので損得は微妙。)
        ▲同角△4三飛
          @▲2四飛
            ×△5四銀
              ▲4四歩△5三飛
                @▲2二飛成(角は見切る。)
                  △5五銀▲同歩△3五歩▲4七銀(桂頭を守る意味ではない。)
                  △2六歩▲5六銀右(味良い形に。)
                    ×△3六歩(先に桂を取れるが。)
                      ▲3四歩…先手良し。桂の取り合いは、先手のと金の方が早い。

                    ×△2八角(響きの薄い手。)
                      ▲4二銀…先手有利。

                A▲8八角(悪手とも言えないが。)
                  △3五歩▲4七金△6五銀▲2二飛成△3六歩
                  ▲同金…形が乱され、先手好んで指す順ではない。

            ×△4七歩(この場合は疑問手。)
              ▲5九銀…3七桂にひもがついており、△1五角の筋がない。後手面白くない。

          A▲3三角成(二枚換えになり、うまそうだが。)
            △同飛▲4五桂△2三飛▲3二銀△2二飛▲3三桂成△4四角▲2二成桂
            △9九角成…得した駒が遊んでおり、先手大変。

  A▲4五同桂(後手に選択の余地を与える。)
    △8八角成▲同玉△4五飛
      @▲7八玉(△8四桂を緩和し、▲2四飛を可能にした一石二鳥の手。)
        △8四桂(当たりが弱くなっている。)
        ▲2四飛
          @△3三桂(遊び駒の活用。)
            @▲2二飛成(気づきにくい成り場所で好手。)
              ○△7六桂(後手の有力な手段。)
                ▲6九金△8八角▲6六角△同角成▲同銀△4七歩(先手容易ならざる局面。)
                  @▲4七同銀(形は乱れる。)
                    △4六歩▲3八銀△2五飛…先手苦戦。

                  A▲5九銀(辛抱。)
                    △3七角▲4九歩△1九角成…後手に主導権。

              ×△2五飛(当然のさばきに見えるが。)
                ▲3三龍△7六桂▲6九金△2二角
                ▲同龍(あっさり取る。駒得の先手は局面を単純化したい。)
                △同飛▲7七銀△2九飛成▲5九銀△1九龍▲7六銀△7五歩
                ▲6五銀(決め手。△同歩なら王手飛車がかかる。)
                △7三桂▲5四銀(後手の弱点を突く。)
                △同金▲7四桂△9三玉▲4三角

            A▲2一飛成(この局面ではやや損。)
              △2五飛…このとき龍が2二にいれば3三桂を取れた。

          A△3三角(有力。)
            ▲2一飛成△9九角成▲4六歩△4二飛▲6六角△同馬▲同歩
            △7六桂…難解な形勢。

      A▲2三角(定跡の角打ち。)
        ○△2五飛(交換を強要。)
          ▲同飛△同歩▲3四角成△8四桂(6八金型のため、あたりがきつくなっている。)
          ▲7七銀(やむを得ない受け。)
          △3七歩▲4一飛△6二金上…銀を手放した先手が不利。

        ○△8四桂(すぐの△8四桂も有力。)
          @▲3四角成(飛車取りだが。)
            △7六桂▲7八玉△6八桂成▲同金△7五飛…先手大変。

          A▲7七銀(銀を手放すのがしゃく。)
            △2五飛▲同飛△同歩▲3四角成△3七歩▲4一飛
            △6二金上…銀を手放した先手が不利。

        ×△4四飛(△3四角成を防いだ手だが、疑問。)
          ▲3二角成△8四桂▲7七銀…▲2一馬から駒得が狙える先手有利。

  [9]  ▲二枚銀戦法 対 △四間美濃


「四間飛車道場」

  第5局  (△四間飛車) 対 ▲4五歩戦法

        先手 東大将棋 上級 ― 後手 佐藤  102手にて後手の勝ち


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