将棋 東大将棋四間飛車道場S
              〜定跡のソフト(32)〜  
 NO.1495 

2007.8.26作成

 前回の続きで、四間飛車の定跡のある将棋ソフトの「東大将棋 四間飛車道場」からです。定跡の勉強のために、34の四間美濃、

15の四間穴熊の定跡の計49の定跡を1つ1つ見ていき、平行して、四間飛車道場でコンピュータと対局して、定跡講座と関係のある25の局面を

クリアしていこうと思います。なお、棋譜は、上級のレベルの対局を載せておきます。今回も、四間穴熊です。


「定跡講座」

 [6]  ▲四間穴熊 対 △天守閣美濃

分岐1
@△7四歩(角頭を狙う手。)→分岐2へ

A△4四銀(四枚美濃を目指す。)
  ○▲4六歩(後手の理想形を阻止。)
    @△3一角(狙いの引き角。)
      ○▲6五歩(好タイミング。)
        @△3三銀引(四枚美濃への移行を図る。)
          ▲4五歩(急所の一手。)
            @△4四歩(位の奪回を図る。)
              ▲同歩△5三金▲5六銀△4四金▲4五歩△4三金▲3六歩△7四歩
                ○▲7八飛(手堅く回っておく。)
                  @△1二玉(銀冠に組み替えを図る。)
                    ○▲4七金(手待ちの意味もある。)
                      △2三銀▲5九角(▲3七角ののぞきを狙う。)
                        @△3二金(離れ駒を放置できない。)
                          ▲3七角△9二飛▲6八飛…駒の働きが大差。先手指しやすい。

                        A△8六歩(指し過ぎ。)
                          ▲同歩△3二金▲8八飛…先手有利。

                    ×▲5九角(これは手順前後。)
                      △5五歩▲4七銀△4六歩▲同銀△8六歩▲同歩△同角▲8八飛
                      △5九角成▲8二飛成△5八馬…駒損で先手不利。

                  A△7五歩(なおも強引に仕掛けると…。)
                    ▲同歩△同角▲3三角成△同桂▲7五飛…先手勝勢。

                ×▲4七金(軽率な一手。)
                  △7五歩▲同歩△7六歩…先手壊滅状態。常に気をつけたい攻め。 

            A△7四歩(7筋に狙いをつける。)
              ▲5六銀△7五歩▲同歩△同角(後手動きすぎ。)
              ▲7八飛(先手十分。)
              △7四歩▲3六歩…味のいい一手。

        A△8六歩(形によっては成立するが。)
          ▲同歩△同角▲8八飛△8五歩▲4五歩△3三銀引▲6六角…さばいて先手十分。

      ×▲8八飛…飛が固定されてつまらない。        

    A△3三銀引(これは先手歓迎。)
      ▲4五歩…四枚美濃を許さない。

  ○▲4八金寄(穴熊完成を急ぐ。)
    △3一角▲8八飛△3三銀引▲3八金寄△4四歩▲3六歩△4三金
      ○▲5九角(角の活用を図る。)
        △7四歩(怖い手だが、手詰まりを避ける意味。)
          ○▲5六銀(角の前に銀を活用。)
            △2二玉▲3七角△6四角▲4六歩△2三銀▲6五歩△7三角▲7五歩△同歩
            ▲7八飛(先手十分。)
            △8六歩▲7五飛△8七歩成▲7四歩△8四角
            ▲8五飛…変化の一例。▲4五歩を狙って先手指せる。

          ○▲6五歩(有力な手段。)
            △7三桂▲7七角△8三飛▲6六銀…一局の将棋。

          ×▲3七角(まだ早い。)
            △6四角…角交換は先手が面白くない。

      ×▲6五歩(この形ではお勧めできない。)
        △7四歩▲6六銀△7三桂…先手、攻撃目標がなく面白くない。

  ×▲6五歩(この歩を突くタイミングではない。)
    △3一角▲6六銀△7四歩…先手動きにくい。

分岐2
○▲5六歩(妥当な応手。)
  @△6四銀(あくまで角頭を狙う。)
    ▲7八飛(相手の攻めに備える。)
      @△7五歩(すぐに仕掛ける順。)→分岐3へ

      A△7二飛(力をためる。)
        ○▲6五歩(強く戦いたいところ。)
          △7七角成▲同桂△5三銀▲8五桂
            @△8二飛(桂取りだが。)
              ▲8六歩…守っておいて大丈夫。

            A△4四角(香取り。)
              ▲9八香(空成りなら怖くない。)
              △9九角成▲4六角△9二飛▲7五歩…十分間に合う。

        ×▲6八角(ここでは疑問手。)
          △5五歩▲5七金…一局の将棋だが先手避けたい変化。

  A△4四銀(微妙な手順のあや。)→略。

×▲4六歩(反撃の味に乏しい。)
  △6四銀…後手のペース。

分岐3
○▲6八角(飛先を通す自然な受け。)
  @△7二飛(当然の一手。)
    ○▲7五歩(さばきに出る。)
      △同銀▲4六角
        @△5五歩(あやを求める。)
          ▲同角△同角▲同歩…▲8三角などを見て先手良し。

        A△4六歩(受けになっていない。)
          ▲同角…先手優勢。       

    ×▲9八香(よくある手だが。)
      △7六歩▲同銀△7七歩(焦点の歩の手筋。)
      ▲同飛△6六角…先手面白くない展開。

  A△5五歩(成立しない仕掛け。)
    ▲7五歩…後手困る。

○▲7五同歩(単純に取っても良い。)
  △同銀▲6五歩(角交換を迫る。)
  △7七角成▲同飛△7四歩▲4六角(絶好の角打ち。)
  △9二飛▲7二歩(この垂れ歩で先手有利。)
  △4四角▲5五歩△同歩▲7一歩成△同角▲5五角…さばいて先手良し。

×▲3六歩(敵玉のコビンを狙う手だが。)
  △7六歩▲同銀△7二飛▲6五歩△7七角成▲同飛△5三銀▲4六角
  △8八角…7六銀が負担。先手指しにくい。


「四間飛車道場」

  第21局  (▲四間飛車穴熊) 対 △左美濃急戦

        先手 佐藤 ― 後手 東大将棋 上級  79手にて先手の勝ち

  第22局  (▲四間飛車穴熊) 対 △四枚美濃

        先手 佐藤 ― 後手 東大将棋 上級  139手にて先手の勝ち


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