| 将棋 「小さいことにくよくよするな!B」 〜仕事はこんなに、楽しめる〜 |
NO.769 |
2002.2.6作成
先日、リチャード・カールソン著 「小さいことにくよくよするな!B」〜仕事はこんなに、楽しめる〜という本を
読みました。最近、仕事が忙しくて毎日が憂鬱なので、気分転換のつもりで読んでみました。その中から、
仕事に限らず、将棋や他のことに関しても役立ちそうな部分を引用してみました。
目の前のことに集中する
いまを精いっぱい生きることの大切さを説く本は多いが、まだまだ十分に理解されていない命題だと思う。この
瞬間をもっと意識するようになれば、仕事のうえでも驚くほどのメリットがあるだろう。ストレスがはるかに軽くなり、
仕事に追い立てられず効率よく進められるようになる。周りともうまくやれるほか、仕事がおもしろくなり、人の話
にも集中でき、学習能力も飛躍的に伸びる。
私たちの意識は先のことに向かいがちで、一度にたくさんのことを考えては不安になる。ギリギリの締め切り、
山積みの問題、週末の予定、仕事の結果、批判やもめごとといった、まだ起きてもいない悪い状況を想像しては
心配する。
反対に、過ぎてしまったことにくよくよするときもある。先週の失敗や午前中の口論をいつまでも引きずったり、
前期の営業成績に落ち込んだり、いやな経験や困った問題を思い出す。先のことであれすんだことであれ、私たち
の想像はなぜか最悪の方向に向かいたがる。脳のかなりの部分が、起こるかどうかもわからないことに使われて
いるというわけだ。過去のことを考えたところで、しょせん過ぎてしまったこと。いまさらどうなるものでもない。仕事
をしているべきときに、頭の中にはそんな思いが行ったり来たりする。こんな上の空で、仕事がはかどるわけが
ない!
私は気が散ったまま仕事をすることもあれば、完全に集中することもある。これだけは言えるが、集中している
ときのほうがリラックスでき、発想も豊かで仕事がはかどる。私の特技の一つでいまでも伸びている能力、それは
集中力だ。たとえば電話でだれかと話をしているとき、どんなじゃまが入ろうと会話に集中できる。
いまでは執筆のときも締め切りが迫っていなくても書いているものに完全に集中できる。この特技で私は一つの
ことだけにすべての意識とエネルギーを注ぎ込めるようになった。本当に集中して働く一時間は、気が散った
一日分に匹敵する。同じことが講演活動にも言える。私は人前に立つと逃げ出したくなるぐらい講演が苦手だが、
シカゴにいる間は翌日のクリーブランド講演のことはいっさい考えないようにしている。いまと精いっぱい向き合う
この姿勢のおかげで、私でもうまく話せるようになった。
いまというときへの集中力は、職場でも大きな効果を発揮する。電話や周りの声や打ち合わせなど、何かと
じゃまが入りやすいなかで大切なのは、やるべきことに素早く集中力をふり向けること。仕事の効率が上がるし、
何より仕事そのものが楽しく感じられる。集中力はじつに不思議なパワーを秘めている。
「いまベストを尽くしているか」と自問する
最も大切な自問、それは「この一瞬にベストを尽くしているか」だと私は信じている。
考えてみよう。この瞬間を精いっぱいに生き、それに続くこれからの時間も同じようにベストを尽くしたら、人生は
奇跡のように開けていくだろう。次々にいい結果が生まれ、何よりどんなことにもわずらわされなくなる。
私たちは「こうでなかったら」と思いながら過ごすことが多すぎる。文句を並べ、グチを言い、自分や他人を
あわれに思いながら生きている。これでは時間がむだになるばかりか、生産性まで落ちていく!
しかし訓練次第で、あなたは見ちがえるように変わることができる。
仕事に疲れてストレスを感じたら「自分はいま何をしているんだろう?」、そう自問してみよう。自分を疲れさせる
ようなことを考えていないか?「なんて忙しいんだ」、そう繰り返してはいないか?頭にきて当然、そんな言い訳を
あらこれ考えていないか?悲惨な想像ばかりしていないか?それとも、この瞬間を最大限に生かしているか?
前向きに考え行動しているか?問題解決に向けて集中しているか?
私は数年前からこの自分への問いかけを実践しているが、効果は驚くほどだ。後ろ向きになったり、落ち込んだ
り、悲観的になったとき、自問してチェックすることでほとんど確実に気持ちを立て直している。
驚くにはあたらないが、落ち込んでいるときは落ち込むようなことばかり考えているものだ。その間はベストも尽く
していなければ、落ち込みを吹き飛ばす方法も考えてはいない。
ここまで読んでみてすでにお気づきかもしれない。この瞬間にベストを尽くさずにいるのは、「さあ、小さいことに
くよくよしよう」と待ち構えているようなもの。あなたを悩ませること、人生にとってよくないことばかり考えている。
ただ、幸いにその逆もありうる。
一瞬一瞬に最善を尽くしていれば、小さいことにくよくよすることはない。問題や心配ごとではなく、解決する方法
や喜びを見つめて生きていけるからだ。