将棋 「宮本武蔵 五輪書入門」 
               〜敵に勝つ技術〜 
 NO.923 

2003.2.9作成

 米長邦雄永世棋聖の「宮本武蔵の次の一手」という本を紹介しましたが、本屋で

敵に勝つ技術 宮本武蔵 五輪書入門」(桑田忠親著)という本を見つけたので、読んでみました。

その本の目次から、簡単に内容を紹介したいと思います。


 地の巻―剣法の心がまえ

    剣術だけでは達人になれない
    兵法の道を好く人は稀れ
    文武両道をわきまえよ
    人間は死ぬ覚悟が肝心
    実際の役に立つように
    生兵法は大ケガのもと
    凡人が渡世する四つの道
    兵法は家を造る大工の道に似ている
    適材を適所に用いよ
    実践技能に熟達せよ
    二刀流の極意と利点
    相手が一人でも一万人でも同じこと
    広く知って我が道を磨け
    武器の長所を活かして使え
    リズム(拍子)を乱してはならぬ
    横しまな事を想うなかれ
    その道の鍛錬にはげめ
    修行の障りになることを慎め
    勝負ごとを禁止せよ
    大酒を慎め
    諸職の道をわきまえよ
    物事の損得を知れ
    目利きになる秘訣をさとれ
    目に見えぬところをさとれ
    役に立たぬ事はするな

 水の巻―二天一流の極意

    平常心を失うな
    敵にたいして心を静かに動かせ
    我が身のひいきをするな
    世間の人にだまされるな
    常に正しい兵法の身がまえを保て
    目のくばりは大きく広く
    遠い所を近く、近い所を遠く見よ
    目の玉を動かさずに両脇を見よ
    敵を斬ると思って太刀を取れ
    流れる水はくさらない
    足づかいは歩むように
    片足だけ動かしてはならぬ
    身がまえの基本は中段のかまえ
    身がまえよりも敵を斬ることが大事
    人を斬れるように太刀を使え
    五方のかまえの太刀つかい
    かまえは有って無きが如し
    敵を一気に打て
    敵をたじろがせて打て
    無念無想で敵を打て
    敵の動きに従いながら大きく打つ
    一気にどこでも連打せよ
    敵の目を突くようにして受けよ
    多人数と戦うときの極意
    千里の道も一歩から

 火の巻―立合い勝負の技術

    小手先に頼らず、いのちがけで
    環境をフルに活用せよ
    先手を取る三つの方法
    敵の出鼻をくじけ
    急所を乗り切れ
    勝てる見通しをつけて戦え
    敵の攻撃を踏みつけよ
    敵のくずれ目を見のがすな
    敵の立場になって考えよ
    四つに組むのをやめよ
    誘いをかけて敵の心を見ぬけ
    敵の気分を移らせよ
    敵をおびやかせ
    敵とからまりあって勝て
    突き出た所を打て
    敵をうろたえさせよ
    勢いを見せるための三つのかけ声
    一歩も退かず、敵にまぎれこんで行け
    敵の弱点を見ぬき、打ちひしげ
    常に敵の意表を衝け
    敵を心底から打ちくずせ
    違った手段で勝ちをしめよ
    敵を自由にあやつれ
    無刀でも敵に勝てる
    不動の心を養え

 風の巻空の巻―他流との比較

    長い太刀を好むな
    強い太刀では人は斬れぬ
    わざわざ短い太刀を使うな
    敵を斬るには太刀かずはない
    かまえ方を重んずるのは間違い
    目で見ずに心で観よ
    足はこびは乱れぬように
    速くはやくと急ぐ心は禁物
    兵法の教えに奥儀、秘伝はない
    迷いを去った空の心境に達せよ

 二天記独行道)―武蔵の自戒

    一生涯、欲心を起こさない
    自分のやった事は後悔しない
    他人を妬んではならない
    どんな別離も覚悟のうえ
    恋慕の情にも心うばわれてはならない
    道楽に溺れてはならない
    美食をさけ、粗食に甘んぜよ
    秘蔵品・骨董品を持つべからず
    道のため老死することは本望
    晩年に財宝に執着するのは愚か
    仏神にすべて頼ってはならない
    常に兵法の道から離脱しない


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